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10Oct
2022 教科

3年選択〈美文字〉報告 「書体デザイナーの方からフォントを学ぼう」

Topics3年選択〈美文字〉報告 「書体デザイナーの方からフォントを学ぼう」

選択授業「美文字」では、文字を美しく書くことはもちろん、日常生活の文字をみつけ親しむことを大切にしています。

きょうの授業では、外苑前にあるフォント制作会社「フォントワークス」から書体デザイナーの中村さん、マーケティング部の夏目さんをお招きしてワークショップをひらいていただきました。
生徒と同じ中学3年生の時に筑紫書体と出会い、書体デザイナーを志した中村さん。
新しいフォントを開発するというデザイナーならではの視点からさまざまなことをお聞きしました。

ワークショップのはじめは自己紹介。
中村さんが書体デザイナーになりたいと思ったきっかけや、会社のこと、ちょっとコアな書体の話をお聞きしました。

次に、ワークショップ〈「ございます」を書く〉に取り組みました。
事前の宿題として、身近な人に「ありがとう」を書いてもらい、それを真似て、自分でも「ありがとう」と書いてきました。
今度は、その「ありがとう」の書風を真似て「ございます」と書いてみます。

書体デザイナーがフォントをつくる際には、街で見かけた看板や古い書物など元になる文字があることが多いそうです。
この作業を通して、新しいフォントをつくる作業の一部を体験することができました。

その次は、グループに分かれ、〈フォントかるた〉で対決しました。
机の上に並べられた「ございます」のカード。様々なフォントで書かれています。
スクリーンに映された「ありがとう」と同じフォントのカードを取るというルールです。
盛り上がりながら書体の違いを注意深く観察する時間となりました。
最後には、カルタで多くのカードを取れた生徒に特別な便箋セットを、全員の生徒に書体見本帖をいただきました。

書体デザイナーの方から直接お話をうかがい、フォント開発の最前線を知る機会となったと思います。
フォントのワークショップを通して、そのフォントの魅力に触れました。

これからの生活でもフォントの文化を意識して楽しんでほしいと思います。