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11Oct
2022 教科

3年選択〈理科〉報告 「透明骨格標本」

Topics3年選択〈理科〉報告 「透明骨格標本」

選択理科では、ついに1ヶ月間の長い時間をかけて製作していた透明骨格標本が完成しました。
ところで、みなさんは透明骨格標本というものをご存知でしょうか。

骨格標本とは、通常、肉や軟骨部分をピンセットや歯ブラシなどを使って除去し、
骨を接着剤でくっつけるという「骨だけ」の標本のことです。
(以前選択理科の手羽先の骨格標本の記事で紹介したようなものです。)
『手羽先の骨格標本とチリモンの記事』はこちら

一方、透明骨格標本は特殊な薬品を使い、生物の肉を透明化させ、
肉もついている状態のまま製作した骨格標本のことです。
それにより、生物本来の骨格を観察することができます。

今回は、南の庭のビオトープに生息しているメダカとミナミヌマエビを
サンプルとして使用しました。

実験手順が複雑かつ繊細な作業が多く、
放課後など授業以外の時間も活用しながら全員が見事に手作りの透明骨格標本を完成させることができました。

完成した標本は、双眼実体顕微鏡を使って軟骨や硬骨の様子を観察したのち、
サンプルビンに入れ、大事に持ち帰りました。