2024年度の選択授業「美文字」は、17人の生徒で学びます。

1年間を通して、ふさわしい文字を書くこと、文字の文化を楽しむことを経験していきます。
毛筆の練習だけではなく、フォントやインク、活版印刷など幅広い視野から文字の魅力に気づき、
新しい文化を創造することも目標にしています。

4月からは毛筆を使って、基本点画を練習し、基礎的な筆使いの技能を習得してきました。
今回の授業では、自分の名前を毛筆で書く活動に取り組み、自分の名前を表札として書きました。

生活のなかで一番よく書く文字は自分の名前ではないでしょうか。
そんな書き慣れた文字も、一画一画を丁寧に、配置や配列も意識しながら書くことは案外難しいです。

何度も半紙に練習したあとは、いよいよ檜の板に墨で書きます。
失敗が許されない緊張感と、自分の名前が表札として完成する達成感を味わいました。

一生付き合う自分の名前。
名前を大切にすることと同じように、その文字そのものも大切にしてほしいと思います。