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20Mar
2024 教科

東京大学大学院数理科学研究科主催 「数学の魅力10~女子中高生のために~」参加報告

Topics東京大学大学院数理科学研究科主催 「数学の魅力10~女子中高生のために~」参加報告

3月10日(日) 東京大学駒場キャンパス数理科学研究科棟 大講義室にて
「数学の魅力10 Hybrid ~女子中高生のために~」が開催されました。

この「数学の魅力」は2012年より行われている講演会で、今年で10回目になります。
中等部数学科では第4回よりこの講演会に参加しており、
今年度は数学系の選択授業「暗号」「グラフアート」を受講している生徒を中心に
3名の3年生が卒業前に日頃の授業とは異なる環境で数学の魅力に触れてきました。

選択授業で学んだことが大学で紹介されるような内容に繋がっていたことに、生徒たちは驚いていました。
週に1・2時間の授業でも1年間しっかりと積み重ねることで知識が深まり、視野が広がっていたことを実感してくれたようです。
中等部数学科では選択授業を通して、これからも生徒たちに数学の魅力を伝えて行きたいと思います。
ぜひ来年も参加できることを楽しみにしています。

<感想>

今回の講義では、「オイラーのφ関数」「フェルマーの小定理」「ユークリッドの互除法」「複素数」「RSA暗号」など暗号の授業で触れた内容から「結び目理論」「フラクタル次元」「コッホ曲線」などの幾何学や「C*環」「ニューラルネットワーク」などのデータ理解での数学の応用などの新しい数学の一面も学ぶことができました。
難しい内容は横山先生に補足していただき、どの講義も新しい発見があり益々数学に興味がわきました。

申し込む時に参加するか迷っていた交流会では、現役の数学科の東大生からどのような研究をしているのか、受験についてなどの貴重なお話を聞くことができ、また数学好きの他校の人とも交流し、新しい視点に気づき、交流会に参加して良かったなと思いました。
講義も交流会もこれからの数学の重要性を感じたとても有意義な時間でした。

数学の魅力では様々なお話が聞けました。全く知らない事だったのにも関わらず、面白おかしく話してくださったり、少しわからなくなっても丁寧に質問に答えてもらえて、とても有意義な時間だったと思います。
今回のお話の中でRSA暗号について出てきたときには、授業で勉強したところだ!と少し興奮しまいましたが、同時に暗号を選択していてよかったとも思いました。

今回の講義は学校で学んだ事と新しい公式などを混ぜ合わせたようなものでした。
特に印象に残っているのはコッホ曲線についてです。
次元のお話でフラクタル次元を学んだ後にコッホ曲線について学んだのですが、
小数次元があることを初めて知り、とても興味を持ちました。
整数次元しかイメージできない私にとって小数次元は未知の世界でとても面白かったです。