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15Apr
2024 生徒の活動

北京訪問プログラム 報告

Topics北京訪問プログラム 報告

3月25日(月)~29日(金)の4泊5日の行程で北京へ行ってまいりました!

今回の訪問は、当初2020年3月に訪問する予定で進めていたプログラムでしたが、
新型コロナウイルスにより延期措置がとられ、4年の月日を経てようやく実現に至りました。

今回の訪問では1年生から3年生まで生徒17名が参加しました。
北京大学・北京大学附属中学校の訪問に加え、北京市内・郊外の世界遺産や史跡を訪れるという内容です。
孔子廟では伝統的な儒教思想を、国子監では主に官吏登用の科挙制度について、
天安門・人民大会堂・故宮・景山公園・頤和園・万里の長城(八達嶺)・天壇公園では政治や中国悠久の歴史を、
オリンピック公園では現代中国の発展ぶりを、そのほか、近代文学や古典芸能など、
多面的な角度から中国を肌で感じ、学ぶ機会を得られたように思います。

北京大学附属中学校では、
美術科の先生が伝統的な凧作りを、体育科の先生が腰太鼓を紹介してくださったほか、
我々の訪問に先んじて2023年2月に来日、中等部を来訪してくれた中学2年生の22名が
それぞれ中等部生のバディーとなって各クラスに散らばり、2コマ分の授業を一緒に受けさせていただきました。

「音楽」や「体育」といった実技のほか、
「生物」の授業では、リンパや免疫機能について、「歴史」では国内の少数民族をめぐる問題など、
授業で取り扱うテーマは多岐にわたり、全て中国語で行われる授業をバディーが全て英語で同時通訳し、
それに何とか必死についていくという経験は、中等部生は今までに経験したことがなく、
大変大きな刺激になったように思います。

コロナ禍を経て、ICT技術の発展により、
遠く異国に離れていてもコミュニケーションがとれる時代にはなりましたが、
やはり現地でしか味わえない驚きや感動、対面交流でなければ得られない喜びの大切さを
今回引率者も改めて痛感させられた次第です。

現地への扉が開かれた今、多感な年齢でもある中等部生には、
怖じることなく学びに対して貪欲になり、そして我々教員は、
メディアなどのフィルターにかけられていない情報を自らキャッチし、
自分の言葉できちんと語れる人材を育んでいきたいと願っています。