INTERVIEW

プロフィール
- 玄里(ひょんり) さん
【2001年度卒業】 日韓英のトライリンガル俳優。
第29回高崎映画祭にて最優秀新進女優賞を受賞。
2002年 青山学院中等部 卒業
中等部時代の夏休み、オックスフォード大学に短期留学
2005年 青山学院高等部 卒業
2009年 青山学院大学 法学部法学科 卒業
在学中、韓国・延世大学に交換留学。帰国後俳優に。
自分の居場所や可能性は
世界中に広がっている!
いくつかの学校の中から青山学院を選んだのは、中等部の制服がかわいかったから。
自由度が高くて自分流に着こなしやコーディネートもできるし、けっこう決め手になりましたね。
渋谷や表参道に近い立地も最高でした。
中等部の夏休みにイギリスのオックスフォード大学に個人で短期留学したんですが、価値観がすごく変わりました。
イギリスに行ってみれば日本人も韓国人も中国人も同じアジア人で、もっと言えば皆地球に住む地球人だなと。
私の居場所は日本だけじゃないんだな、と自分の目で見て体験できたのは大きかったですね。
大学の時は韓国で有名な延世(ヨンセ)大学に交換留学で行き、映像演技を学びました。
青山学院には中等部から大学まで、多様な留学システムと交換留学先があります。
せっかく恵まれた環境にいるのですから、外国語の勉強と留学は必ずした方がいいと思います。
私自身そうだったのですが、自分の居場所や可能性はここだけじゃない、世界中のどこでも生きていける!
と思えることの心強さは身をもって実感しましたし、行き詰った時にも自分を助けてくれると思うんです。
今は俳優という仕事を通して、いろんな国の人とも一緒に活動することも増えました。
言語が違ってもお芝居することは変わらないし、映画やドラマが好きな人たちが集まって一緒に作品をつくるのはすごく楽しいです。
中等部には校内のあちこちにスクールモットーの「地の塩、世の光」という言葉が貼ってあって、
「あんなに分厚い聖書の中からずいぶん地味な言葉を引用するな」と思ってたんですけど、
大人になるにつれ、塩も光も世の中に欠かせない存在、シンプルだけど私たちを生かす大事なものを表す力強い句だと気づきました。
私も俳優として人に影響力のある仕事をしているので、できるだけいい影響を与える人間でありたいと思っています。