INTERVIEW

プロフィール
- 山本 哲平 さん
【1991年度卒業】 医師
1992年 青山学院中等部 卒業
1995年 青山学院高等部 卒業
2003年 日本医科大学 卒業
同付属病院、同千葉北総病院で循環器内科医として勤務
2011年 日本医科大学大学院 博士課程修了。医学博士号取得
2022年 あきはばら心臓血管・内科 開業
2023年 青山学院中等部 校医
個性あふれる中等部は進路も多彩
卒業後も続く豊かな人脈は宝物
現在は心臓血管・内科の開業医をしていますが、昨年から青山学院中等部の校医も担当しています。
健康診断やインフルエンザワクチンの接種のほか、月に数回は学校に行き、養護教諭の先生と連携しながら、
たとえば体重が減っている生徒さんとは個別に面談するなど、成長期の皆さんの日頃の健康管理に気を配っています。
幼稚園から大学院のどこかで青山学院に所属したことのある医師が集まる「ドクター青学会」は、卒業後も交流が活発です。
医師や教師になった卒業生が中等部に戻って校医や先生になることも多いですね。
先生と生徒の距離が近く、でも近すぎない適度な距離感で、過ごしやすい雰囲気があるのはそのためかもしれません。
中等部を卒業した後も、先生方や同級生はもちろん、学年の離れた先輩や後輩たちとも交流が続くのは、青山学院でよかったと思うことのひとつです。
野球部の顧問の先生とは今でも交流があり、先日は中等部の野球部の合宿にも同伴したぐらいです。
校医としてというよりは、何より私自身野球が好きなので一緒に楽しみたくて。
今の中等部の皆さんが、クラブ活動や課外活動にもどんどん参加して、楽しい中等部時代を送れるよう少しでもお手伝いできればと思っています。
医師は専門的な仕事ですが、結局は人と人とのコミュニケーションが大切です。
限られた時間で、患者さんの事情に合わせて、必要なことを伝えなければならない。
中等部は個性的な人が集まるので、さまざまなタイプや年齢の人と語り合える良い訓練の場だったと思います。
卒業後の進路も多彩で、有名企業の社長さんもいれば芸術関係の方もいる。
中等部時代の交流がそのまま将来の自分の人脈になるのです。
だから、中等部時代は勉強だけではなく、成功も失敗も含めていろんな経験をして、たくさんの人に出会ってください。
それが将来あなた方を支える宝になります。