INTERVIEW

プロフィール
- 小林 真之輔 さん
【2003年度卒業】 構成作家(フリーランス)
2004年 青山学院中等部 卒業
2007年 青山学院高等部 卒業
2011年 青山学院大学 経済学部経済学科 卒業
2011年3月 株式会社SuperBrain(現:CURIOUS PRODUCTIONS)入社
2012年11月 KRORMA MAGAZINE co.,ltd.入社
2015年5月 フリーランスのライター
2019年1月 フリーランスの構成作家
■主な案件
・新シリーズ「ポケットモンスター」ポケモンしらべ隊(テレビ東京)構成
・夜な夜な不思議の館にて御曹司・八木勇征からの招待状(BS朝日)構成
・連続テレビ小説 公式サイト(NHK)インタビューライティング
・にじさんじ 公式番組(YouTubeなど)構成
何がしたいかわからなかった
自分を変えてくれた異文化体験
僕は中等部のころ、部活もやっていなかったし、特に打ち込めるものがなかったんです。
そんなある日、先生から「声がいい」「音読がうまい」と言われてクリスマス礼拝の朗読を担当することになりました。
舞台上で演者が静止している脇で、イエス誕生の物語を選ばれた4人で読み上げるのですが、
本番に備えて国語の先生から指導を受け、皆で努力してやりきったのはいい思い出になりました。
そんなふうに、中等部では先生が生徒のことをよく見ていてくださいます。
先生といえば、礼拝のときに聖句を読んで、それにちなんだお話をされるのも中等部ならではでしょうか。
時には外部の方も招きつつ、たくさんの先生方から授業では聞けないエピソードトークが日替わりで聴けるというのは、
今思うとかなり貴重というか、実は有意義な時間だったんだなと感じています。
自分が変わったのは、大学の時に長期休みを使って繰り返したバックパッカー体験。
青学の英語教育はとても手厚く、早いうちから異文化に触れる機会も多かったので、
外国をぶらぶらするのに抵抗はありませんでした。
卒業後、一度は日本で就職したのですが、旅行好きが高じて海外で生活したいと思い、
カンボジアの現地出版社に転職し、プノンペン支局長をやりました。
その頃出会ったのが、裸一貫でゼロから事業を立ち上げるような人たちで、
一緒に話をするうちに、そのバイタリティにあてられ、いろいろな生き方があるのだなと思い、
3年たって帰国後、フリーランスのライターとして独立。
今は構成作家となり、テレビやWEBで、トーク番組やアニメ・ゲーム関連の番組などを担当しています。
もしも中等部時代にやりたいことが見つからなかったとしても、焦らなくていいと思います。
何歳からでも何とでもなる。だから自由にのびのびと過ごしてほしいです。
青学中等部は、そんな生徒もドーンと受けとめてくれる場所だと思います。