3年選択〈美文字〉報告 手書き文字の魅力に触れよう
2026年度の選択授業「美文字」では、16人の生徒が学んでいます。
1年間の学習を通して、目的や場面に応じた文字を書く力を育むとともに、文字の文化に親しんでいきます。毛筆による練習に加え、フォントやインク、活版印刷などにも目を向け、文字の多彩な魅力を知り、新たな文字の文化を創造することを目指しています。
今週は、昨年度に引き続き、手書き文字愛好家の井原奈津子先生をお招きして、ワークショップを行いました。
井原先生は、『美しい日本のくせ字』や『字はうつくしい』(「たくさんのふしぎ」2023年2月号)などの著書を通して、手書き文字の魅力を紹介されています。今回も、さまざまな文字との出会いを通じて、手書きならではの味わいやおもしろさを楽しみました。
はじめに、井原先生がこれまでに出会った手書き文字を紹介してくださいました。
一つひとつの文字には、かたちや筆づかいに独特の特徴があります。「くせ」と聞くと、直した方がよいものと思いがちですが、文字の「個性」として眺めると、そこに魅力を見つけることができます。生徒たちは、多様な文字に触れながら、手書き文字を見る視点を広げていきました。
次に、生徒たちが集めてきた手書き文字を紹介し合いました。
部活動の先輩や塾の先生からの手紙、友人のノート、好きな芸能人の直筆メッセージなど、身の回りにはさまざまな手書き文字があります。持ち寄った文字を見ながら、どのような印象を受けるか、どこにその人らしさを感じるかなど、互いの気づきを伝え合いました。
さらに、担任の先生方の文字を使ったクイズにも挑戦しました。
「どの先生が書いた文字だろう」と、文字のかたちや筆づかいを見比べながら、書き手を予想しました。身近な先生方の文字も、改めてじっくり見ることで、それぞれの違いや特徴に気づく題材となりました。
整った文字を書くことに加えて、一人ひとりの文字のよさを見つけ、味わうことも大切にしたいと考えています。
今回のワークショップは、くせ字の個性を楽しみながら、手書き文字の豊かさに触れる機会となりました。
井原先生、今年度もありがとうございました。
