3年選択〈中国語〉特別課外活動報告 横浜山手中華学校訪問・中国茶会
2月8日(土)選択中国語受講者(有志)で、横浜山手中華学校訪問と中華街散策へ!
選択中国語では、例年春節の時期に合わせて横浜へ課外活動に出かけています。
横浜山手中華学校は、天災・戦争・人災などの多くの災禍をくぐり抜け、
連綿と繋がる中華文化を現代の子どもたちに教育されている学校です。
中華圏にルーツをもった生徒だけでなく、日本やその他の国籍の生徒さんも多く通い、
先生方も含め多国籍な中で、違いを認め合いながら学校生活を送っている姿が印象的でした。
副校長の羅先生からは、華僑・華人の違いや中華学校がこれまで大切に守られてきたものに関する熱いお話を受け、
小学1年生から中学3年生までの授業見学をさせていただいたあと、
獅子舞部のみなさんから音楽と舞を披露していただきました。
その後、実際に銅鑼や太鼓などの楽器や獅子にも実際に触れることができ、
中等部生は「目」や「耳」や「手」の感触で中国を体感することができたように思います。
横浜山手中華学校のみなさん、ありがとうございました。
つづいて、2月12日(水)の授業では、
(株)遊茶・日本中国茶協会より
森元裕子先生(中国政府公認評茶員・中国政府公認茶藝師)をお招きして、
中国茶に関する特別講座を行いました。
茶葉の定義づけといった学問的な知識だけでなく、
現代の中国の若者の間で流行しているティーカルチャーまで、
写真や面白エピソードとともにご紹介いただきました。
実際の試飲の場面では、さまざまな青茶(烏龍茶)を順番に聞香杯と品茗杯を
使い分けて体験しました。
「わー!!香水を飲んでいるみたい!!」
と驚きながらコメントする者もおり、烏龍茶に対する印象はガラリと変わったように見受けられました。
深奥な中国茶文化の一端を「目」と「鼻」と「口」とでキャッチできたようです。
また、それぞれがお気に入りの茶葉を見つけた様子。
授業終了後、持参したマイボトルに茶殻をせっせと詰め、
それぞれが帰宅後に家族と素敵なお茶時間を設けることができたようです。
思い思いにお茶と向きあうことができ、幸せな時間でした。
森元先生、豊かな時間をありがとうございました。
おかげさまで、今年の中国語受講生も学習期間半年で
中国語検定に全員合格することができました。
受講者の中にはさらなる高みを目指し、3月中等部を卒業した後に
もうひとつ上のレベルにチャレンジする者もおります。
彼女たちの頑張りに、担当者も驚いております。
1年間という短い期間の学びではありますが、
この1年間に経験したことが少しでも彼らの将来に生かされ、
選択肢のひとつとして加わればよいなと切に願っています。
羽ばたけ!中等部生!

全員で集合写真