13Feb
2025
教科
3年選択〈美文字〉報告 活版印刷ワークショップ ~印刷博物館~
選択授業「美文字」は整った文字を書く練習だけではなく、文字の魅力を発見し、文字の文化に親しむことも目指しています。
今週の授業では、印刷博物館へ行き、活版印刷ワークショップに取り組みました。
文字は「書く」だけではなく、「印刷する」ものでもあります。文字のフォントは印刷技術とともに発展してきました。
印刷博物館での体験を通して、文字の文化への理解を深めることができたので報告します。
活版印刷は、活字を一つひとつ組み合わせ、インクを付けて紙に圧をかけて印刷する技法です。
現代ではコンピューターの普及とともにデジタル印刷が主流となっていますが、
活版印刷は手作業の温かみや文字の立体感や滲みも味わえる印刷方法です。
ワークショップでは、まず館内の展示を案内していただきました。
人類が発明、発展させてきた印刷技術を、古代から現代まで概要を説明していただきました。
印刷博物館に所蔵されている貴重な資料も拝見し、歴史の授業で学んだことと印刷技術のつながりを理解しました。
また、ミニゲームやミニチュアなどを体験することで、普段は触れることがない印刷の裏側も知ることができました。
次に、活版印刷によって自分の名前を印刷し名刺をつくる体験を行いました。
自分の名前を活字で組み合わせて、活版印刷機にセットします。
印刷する際は、インクがきれいに紙に写るように注意しました。
世界にひとつだけしかない名刺を通して、印刷の文化、そして育まれてきた文字の文化を楽しみました。
今年度の授業もあと少し。文字の文化を楽しみ、理解を深めていきましょう。