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31Jan
2018 教科

3年選択授業 国語B〈俳句〉特別授業 報告

Topics3年選択授業 国語B〈俳句〉特別授業 報告

国語B〈俳句〉では、ほぼ毎週2句ずつ投句して句会をしています。今年度は俳人の方を招いての特別授業を2回行いました。

【11月1日(水) 片山由美子先生の特別授業】
片山先生は俳人協会理事であり、NHK俳句の選者なども務めていらっしゃいました。本校とは、本学女子短期大学の非常勤講師を長年されていたご縁で、今回が5回目の特別授業になります。

今回も前週に行った句会の結果を中心に、「どうしたら言いたいことが伝わる句になるのか? 季語は俳句全体の想像をかき立てるスイッチであること。思いは直接的な単語にせず、季語に託して詠むこと」など、いろいろ教えていただくとともに、生徒たちの作った俳句について、丁寧にコメントしていただきました。

【1月25日(水)  櫂未知子先生の特別授業】
櫂先生は青山学院大学文学部日本文学科・大学院日本文学専攻のご出身であり、現在はNHK俳句・初心者向け俳句講座「俳句さく咲く!」の講師をされており、いつも母校・青山学院を応援してくださっています。櫂先生の特別授業は昨年に続き2回目です。

こちらも、前週に行った句会の結果をもとに、「俳句は描写する文学であること。切れ字によって句が引き締まること。17音という短い表現だから、漢字・ひらがな・カタカナの違いからくる感じも大切であること」などを教えていただきました。また、一つの季語から言葉の連想を繰り返し、現れた言葉と取り合わせて句を作る「櫂メソッド」という句作法も学びました。

生徒にとって、その道のプロの方に自分の作品を見ていただいたり、認めていただいたりすることは、とても貴重な経験です。中等部は昔から「本物にふれること」を大切にしてきましたが、この経験が大きな刺激となり、さらに興味を深めていくきっかけになることを期待しています。

 

片山先生

片山先生

櫂先生

櫂先生