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27Jun
2025 生徒の活動

3年選択〈江戸・東京〉生徒報告

Topics3年選択〈江戸・東京〉生徒報告

6月11日(水)、18日(水)に日本舞踊、藤間流の宇津木安来さんに2週続けて授業をしていただきました。
安来さんは中等部の卒業生(56期)です。

(以下の記事の文章は、授業に参加した中等部生が作成してくれました。)

初回の5限では「授業の教え方、あり方」について、
授業を受けるのが楽しくなるにはどういったものになればいいのかという話題になりました。
生徒同士意見を出し、話し合いをした結果、体を動かしたいという意見が一番多かったです。
その意見を安来さんは真剣に受け止めてくださり、6限、その翌週の授業で実際に日舞を体験してみることになりました。

貸していただいた扇子を使って日舞特有の所作、表現を教えていただきました。
踊りは「目で見て盗む」が大事だそうで、
安来さんの動きを見ながら「さくら」という短い曲を生徒全員で踊りました。
伝統文化の踊りを踊れるというのはどこか誇らしさがあって貴重な体験だったと思います。
私も日舞を習っているのですが、流派によって踊り方や扇子の使い方等が違い、
それを実際に体感できたことが、良い経験になりました。

2回目の授業では扇子を使った小技を教えていただきました。
多少苦戦しながらも、習得できた時は達成感を得ることが出来ました。
また、扇子1つで様々な行動を表現できるのはとても興味深かったです。
さらに、安来さんのお稽古場での教え方は従来の日舞のものとは違い最新の科学技術を使って、
目に見える形で表現しているのは今の時代に合っていて、新鮮に感じました。

普段は中々このような伝統文化を学ぶ機会が私達にはないので、
その奥深さを知る貴重な経験になりました。
日舞に対して最初は所作が難しそう、親しみやすくないというイメージを持っている人もいたけれど、
実際に体験すると日本の日常的な動作が染み込んでいて、気軽に楽しむことが出来ました。
今の時代だからこそ、日本の伝統文化や礼儀を守っていく事は大切だなと感じました。