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04Dec
2021 教科

3年選択〈地理学〉報告 その5

Topics3年選択〈地理学〉報告 その5

選択授業地理学では水道橋・神田の街を中心に3度目の巡検に行きました。
水道橋という地名は名前の通り、江戸時代に生活用水を届けるための樋(とい)を神田川の上を通していたことが由来で、その様子は浮世絵にも登場しています。

現在の水道橋の周辺には出版社が多く存在しています。
これは、かつて存在した飯田町駅という駅に紙流通センターがあったことが大きく影響しています。
紙は意外と重いものなので、かつては都心まで鉄道を使って運び入れていました。
神保町駅周辺には古書店や喫茶店、カレー屋さんが集中、御茶ノ水駅周辺には楽器店や薬局が集中しています。
古書店は本の日焼けによる劣化を避けるため、道路の片側に立地しており、日当たりのいい反対側には飲食店が集まっています。
それぞれの業種が集中している理由については面白い発見があるので是非、調べてみてください。

神田川の流れを再び追っていくと御茶ノ水駅のある駿河台を横切っていることが分かります。
本来であれば水は低いところを流れていくものですが、御茶ノ水駅のあたりでは掘削工事が行われたため、流路の変更により、台地を横切り、隅田川へとつながる形となりました。