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28Oct
2022 生徒の活動

学友会通信2022 vol. 8「日本聾話学校訪問」

Topics学友会通信2022 vol. 8「日本聾話学校訪問」

私たち学友会は他13名の生徒と一緒に、10月1日(土)に日本聾話学校を訪問しました。

日本聾話学校とは、聴覚に障害を持った子供たちが手話を使わず、補聴器や人工内耳を使うことで実際の声を使い会話をしています。

聾話学校の生徒さんたちにとっても、中等部からの訪問は初めてということで、みんな少し緊張していましたが、いざ学校に入ると、とても温かい雰囲気で迎えてくださり、楽しい時間を過ごすことができました。

まず初めに礼拝堂で礼拝を守り、そのあとお互いの学校紹介をしました。
学校紹介にはクイズなども盛り込まれていて、楽しく聾話学校のことを知ることができました。

中でも一番驚いたのは、行事の多さです。野球大会や遠足、学芸会などたくさんのイベントを紹介していただきました。

次に、自己紹介をしました。それぞれ自己紹介カードを作って発表しました。
同じ音楽が好きな人や同じスポーツをしたことがある人などが分かって、より仲良くなりました。

次に体育館に移動し、ランダムに分かれたチームでボッチャ大会をしました。
ボッチャとはジャックボールと呼ばれる白いボールに赤と青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり転がしたりしていかに近づけるかを競うチームスポーツです。
試合中に名プレーや逆転劇がたくさんあり、そのたびにみんなで盛り上がりました。

時間が余ったのでドッヂボール大会も行い、すっかり最初の緊張なんて忘れて和やかな雰囲気でした。

おやつ休憩をはさんで学校案内をしていただきました。
教室にはマイクなどが整備されていて、聴覚に障害のある生徒でも声が聞きやすくするための工夫がありました。
また、「赤外線補聴システム」と呼ばれるものも独自に開発したと聞き、驚きました。
このシステムは教師の声を赤外線に変換し、教室内に照射することで専用の受信機をつけた生徒は明瞭な音声を認識できるようになるというものです。

教室の他にも、広々としたグラウンドや屋上があり集合写真もそこでとりました。

その後、解散となりましたが、今回一番感じたのは人の温かさです。
大変なことも多いだろうにみんな常に笑顔でとてもほがらかでした。
会話もはずんで、当たり前ですが聴覚の障害があってもなくても一人一人との関わり方は変わらないのだなと気づかされました。

ぜひ来年もこういった交流会を続けていきたいです。
最後になりますが、日本聾話学校の皆さま、時間を作ってくださり本当にありがとうございました。