ラクロス部 活動報告 その23「25年度Teen’s cup結果報告」
4月29日(火)~5月25日(日)にかけて春の大会、Teen's cupの予選が行われました。
この大会のために昨年度末から守備とボール運びを重点的に強化してきました。
ブロック予選、1敗でもすると決勝リーグに進むことができない状況。
「必ず全勝して決勝リーグへ」と意気込み臨んだ予選の結果は下記の通りとなりました。
vs渋谷幕張 4-12 負け
久々の公式戦、「絶対に勝つ」という気持ちが空回りしてしまったのか、試合序盤から「らしくないプレー」が続きます。
上級生同士のプレーもいまひとつ噛み合わず、様子を伺っている間にも相手に確実に得点を重ねられます。
前半終了時点で3点差。
後半開始早々にペースを掴み追いつきたい場面でしたが、相手の1枚上のスキルに対応しきれず完敗。
vs昭和秀英 26-0 勝ち
初戦の敗戦のショックは大きかったものの、沈んだ気持ちを引きずったままではいられません。
自分たちの武器、強みをもう一度再確認。自信を取り戻し、気持ちをひとつに固めます。
試合序盤、まずは上級生が安定のプレーで得点を量産し試合を優位な展開に。
「後半はまだ公式戦で得点したことがない2年生を中心に得点していこう!」
ハーフタイムで作戦を変更。
「後輩たちに得点の喜びを!」という思いの伝わる上級生らしい貫禄のプレーにより、
公式戦初得点を決める2年生が続出。ようやく自分達らしい、納得のいくプレーをして終えることができました。
vs慶應女子高 5-6 負け
今大会、決勝リーグ出場に加えてもうひとつの目標は「慶應女子高さんに勝つこと」でした。
過去一度も対戦したことはありませんが、他チームに圧勝する姿を何度も見てきたチーム。
「勝つことなんて、本当にできるのだろうか…」
誰もがこの不安とずっと戦ってきました。
「絶対勝つ」と心に決め覚悟をもって準備することでしか勝利には近づけません。
オフの日には慶應さんの試合を見に行き、みんなで何度も相手の特徴を分析。
過去最高の集中力をもって、いざ試合開始。
中3のエースがドローを互角以上にコントロール。高2の選手が相手のエースをしっかり抑え、得点を許しません。
※ドローとは、試合開始と得点後に行われるもの、バスケットのジャンプボールのようなもの
ラクロスを始めてまだ1年の中2が守備面でピンチを何度も救います。
一進一退の攻防が続き、前半を3対3の同点で終えました。
試合が動いたのは後半。上級生がたて続けに得点を重ね、この試合初めて2点のリードを奪って5-3。
残りは10分。
「慶應はここからが強い、このまま逃げ切れると思ったらやられる、もう一段階ギアを上げて集中して戦おう」
高2のゴーリーが相手の決定的な場面を何度も止めるものの、慶應さんの勝利への粘りのプレーに押され始めます。
なかなかボールを持たせてもらえず、ミスも増え、あっという間に同点。
最後は相手エースがきっちり決めきり5-6。逆転負け。
一度は見えかけた勝利が目の前からこぼれ落ち、選手はみな涙を堪えきれませんでした。
大変悔しい結果ではあったものの、ここまで自分達の力を引き出してくれた相手がいることに感謝したいと思います。
(最終戦vsドミニコ学園は2度の雨天中止が続き、最終的に組まれた日程に本校の参加人数が揃わず棄権、不戦敗となりました)