【生徒の活動】3年選択国語B「俳句・句会」から
① 4月23日(水) 俳人の堀田季何さんに特別授業をしていただきました。
現代俳句協会の理事をされている堀田季何さんは、NHK俳句第1週の選者として、
番組の中で俳句初心者にもわかりやすく俳句の作り方などを楽しく教えられています。
今回は、「俳句とはどういうものか?」「俳句の歴史はいつから?」「よい俳句とは?」などを、
とても分かりやすく教えてくださいました。また前回の句会の句について、コメントしてくださいました。
堀田季何さんの特別授業は今回が1回目。6月中にあと2回、特別授業をしていただく予定です。
生徒にとって、その道のプロの方に自分の作品を見ていただいたり、
認めていただいたりすることは、とても貴重な経験です。
また、直接お話を聞いたりご指導を受けたりする機会はなかなか得られません。
中等部は開校当時から「本物にふれること」を大切にしてきましたが、
この経験が大きな刺激となり、さらに興味を深めていくきっかけになることを期待しています。
② 5月6日(火・祝) 選択受講者有志と過去の受講者(高等部生)の計11名で今年度初めての吟行会を行いました。
「吟行」とはどこかにみんなで外へ出向いて、目にしたものなどで句を作ることです。
今回は井の頭公園・自然文化園を訪れました。
人気の街・吉祥寺から歩いて数分の自然豊かな井の頭公園、文化園にはたくさんの動物や鳥類が展示されています。
ゴールデンウィーク最終日で本来ならば多くの人出があったことでしょうが、
朝からあいにくの強い雨が降り、閑散としている中、資料館のデッキで句会を行いました。
2,3学期も吟行会を行う予定です。
水影や垂れるか垂れぬか見つめる目 百恵
春雨に打たれ孤独な木のベンチ 一輝
春深く幹に茂りしあおもみじ 美優
五月雨や木陰に潜るひのすどり 響太
鯉とリス雨を通じて友達に 蒼
アオサギの雨にも負けぬ忍耐や 虎之介
しだの先すべる雨は葉揺らす 飛那汰
ウグイスや雨で濡れたる枝のなか 天聖
緑雨咲く肩濡れ隠し君寄せる 日花利
しゃかの花空を仰いで雨を乞う 和歌
木の芽流し池を騒がす鳥はなし 帆南
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藤棚に細かき雨の真昼かな 謙二
