23Nov
2018
教科
3年選択授業国語B〈俳句〉片山由美子先生の特別授業 報告
3年選択授業・国語B〈俳句〉では、10月31日(水)の授業に女流俳人の片山由美子先生をお招きし、特別授業をしていただきました。
片山先生は青山学院女子短期大学で講師をされていた経験があり、そのご縁で毎年特別授業に来てくださっており、今回が6回目になります。先生は俳人協会幹事をお務めになり、俳人協会若手句会のご指導やNHK俳句の選者、NHK学園の講師など、活躍されている女流俳人です。
前週に行った句会の結果をもとに、一句一句を丁寧に見てくださり、そのなかで「俳句は有季定型というルールがあるからこそ面白い。五七五という短さなので必ず何かを省くこと。『ここが言いたい』というポイントをあえて省くとよい句が生まれること。句を落ち着かせるためには下五はきっちり止めること。季語の持つ季節感や印象を大切に生かすこと。見る・聞く・食べるはなくてもわかるので省くこと」などを教えていただきました。また、俳人協会の2019俳句カレンダーを生徒ひとり一人にプレゼントしていただきました。
生徒にとって、その道のプロの方に自分の作品を見ていただいたり、認めていただいたりすることは、とても貴重な経験です。中等部は昔から「本物にふれること」を大切にしてきましたが、この経験が大きな刺激となり、さらに興味を深めていくきっかけになることを期待しています。