３年選択授業国語Ｂ「俳句」では、５月６日(日)午後、新宿御苑にて吟行句会を行いました。今年度の受講者は１１名ですが、そのうち８名が参加しました。あるところへ赴いて見聞や経験をもとに俳句を作ることを「吟行」と言います。前日の５日(こどもの日)が暦の上では立夏でしたが、気持ちの良い晴天のもと、生徒たちは緑豊かな園内を思い思いに歩き、目に留まったもの・肌で感じたことなどを題材にして句作に励みました。吟行後は園内のカフェテリアで句会を開き、それぞれの句を披露しました。句会では次の句が高得点でした。

　線を描く真夏の鯉は芸術家　　　　　美侑
　夏空よ伸びてくる木とハイタッチ　　裕美奈
　木下闇聞こえる鼓動と風の声　　　　鈴
　カンカン帽長い黒髪なびかせて　　　吹喜音
　夏雲や芝生のベッドに寝転がる　　　琉聖
　兄めがけ走る弟夏の雲　　　　　　　謙二