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258 点の本を「哲学・宗教」以下8つのジャンルに分け、紹介しています。
各ジャンル内の本は、書名の五十音順に掲載しています。
青字で表示されている書名をクリックすると、紹介文が読めます。
文 学
ノンフィクション・紀行文
| 編著者名 |
書 名 |
出版社 |
| 星野富弘 |
愛、深き淵より。 |
立風書房 |
| 星野富弘 |
かぎりなくやさしい花々 |
偕成社 |
| 比嘉富子 |
白旗の少女 |
講談社 |
| 沢木耕太郎 |
深夜特急 |
新潮文庫 |
| レビン |
ハンナのかばん;アウシュビッツからのメッセージ |
ポプラ社 |
| 宮本輝 |
ひとたびはポプラに臥す |
講談社 |
| 星野道夫 |
星野道夫著作集 |
新潮社 |
| M.ナーゼル D.ルイス |
メンデ;奴隷にされた少女 |
ソニー・マガジンズ |
| 岩貞るみこ |
もういちど宙へ;沖縄美ら海水族館人口尾びれをつけたイルカフジの物語 |
講談社 |
| 星野道夫 |
森と氷河と鯨;ワタリガラスの伝説を求めて |
世界文化社 |
| 星野道夫 |
森へ |
福音館書店 |
| 高木敏子 |
ラストメッセージ |
メディアパル |
| J.チアン |
ワイルド・スワン |
講談社文庫 |
哲学・宗教
生きること・考えること
- 「あなだだけは特別な人」と思われる人の共通点
- 斎藤茂太 新講社 159/S10
- あなたにとって「特別な人」とは? No.1 でなくてもいい、人はだれでもOnly 1.
- 生きることの意味
- 高史明 ちくま文庫 文/ コサ
- 中2の時、社会科の課題図書の一冊としてこの本を読みました。でも当時の私は、この本を受けとめきれなかったように思います。
著者の、人間を見つめる温かいまなざしにふれてみてください。
- 生きるヒント
- 五木寛之 角川文庫 文/ いつ
- 好きな題を見つけ、どこから読んでもよい。ありふれた生活の片隅に、生きる支えとなる小さな真実のかけらが潜んでいることを教えてくれる。
- 大人になることのむずかしさ;青年期の問題
- 河合隼雄 岩波書店 371/K
- 「この本が宝物になる人は多いンだよ」と聞いて、本当かな?と思い読み始め、通読して納得しました。試してみませんか?
- ガラスの動物園
- テネシー・ウィリアムズ 新潮文庫 文/ ウイ
- これは、「子どものことを考えてくれているのはわかるけど正直言ってうるさい」母親と、内気で不器用な娘、いつも家族のことを考えているのになぜか「自分のことばっかり考えて!」と言われている息子、の物語です。それぞれが抱える悲しみや葛藤が、さりげなく、でも丁寧に描かれていて、自分と似ていない登場人物にも親しみをおぼえることができるかもしれません。
- 君たちはどう生きるか
- 吉野源三郎 岩波文庫 文/ よし
- お父さんを亡くした中学生の「コペルくん」が主人公。毎日を元気に生きるコペルくんが、日常で起こったできごとについて、おじさんと手紙でやりとりをしていく、という形式で書かれたもの。友だちを巡るできごとやおじさんとの手紙を通して、コペルくんは「たいせつなこと」を学んでいきます。今から70 年も前の作品ですが、友だちや学校、人生でたいせつなものは現代でも変わりません。
実はこの本、分野は哲学。もちろん読みものとして読んでも十分楽しめます。皆さんもぜひ、コペルくんといっしょに考え、成長してください。
- 君たちへの遺産 白神山地
- 齋藤宗勝 アリス館 650/S1
- 恵まれた日本の自然ーそのありがたさを考える機会もなかなかありませんが、都会に住む皆さんに一度向き合ってもらいたい一冊です。
- 〈子ども〉のための哲学
- 永井均 講談社現代新書 講110/N
- 今は大学で哲学を教えている著者が、子どもの頃もった素朴な疑問、たとえば「なぜぼくは<ぼく>なのか」「なぜ悪いことをしてはいけないのか」などを自分自身で手探りで解いていこうとしていく様子が語られていきます。「自分で考える」ということのたいせつさをこの本を通して考えてもらいたいと思います。
- 自殺って言えなかった。
- 自死遺児編集委員会 サンマーク出版 916/J1
- 毎年自殺者は3 万人を超えています。その多くは家庭を持った働く30 代から50 代の男性です。遺された子どもは「自分のせいで親が死んだ」という自責に苦しむそうです。これはだれにも言えなかった事実や気持ちを数年たってから打ち明けた人たちの文集です。
- 14歳からの哲学;考えるための教科書
- 池田晶子 トランスビュー 104/I
- どこから読んでも、わかりやすく生きるヒントを与えてくれる本です。保健室に置いて、悩んでいた子に貸したら、好評でした。
- 種まく子供たち;小児ガンを体験した七人の物語
- 佐藤律子 ポプラ社 916/S21
- この本には小児がンに直面し、死と向きあって懸命に生きぬいた子どもたちのメッセージがたくさん詰まっています。自分を支えてくれる家族や友だちの思いをたいせつにして、命の終わる日まで希望を持って生き続ける、皆さんにはそんな生きかたをしてほしいなと思います。
- 中学生から、あなたへの言葉。
- 少年の主張全国大会 サンマーク出版 916/S1
- もう、だれからも「勉強」という言葉を聞きたくない!というあなたに。“少年の主張全国大会”編にふさわしくない?本音が満載です。
- ちょっと変じゃない?
- 青木やよひ 小峰書店 143/A
- 小さいころ、「女の子のくせに」とか「男らしくしなさい」などと身近にいる大人に言われたことはありませんか? 「らしさ」とは何なのか、そんなに大事なことなのか、男女の差異と差別とはどう違うのか……。この本からヒントが得られるかもしれません。また、中等部の元気なジョシには、小倉千加子『オンナらしさ入門(笑)』(理論社・ラベル367/0)もお薦めします。
- つきのふね
- 森絵都 角川文庫 文/もり
- 初めて読んだ森絵都さんの作品が、この一冊でした。心に残る一冊です。うまくいかないとき、傷ついたとき、自分の価値を見出せないとき…そんな時に手にとってみて下さい。「この世には、小さくても尊いものがきっとある」そう感じさせてくれる一冊です。
- 長い旅の途上
- 星野道夫 文春文庫 文/ ほし
- 何度も繰り返し読みました。出会って良かったと思える一冊です。人間の本当の豊かさとは、本当の幸せとは何なのかを静かに考えさせてくれます。
- 人間の大地
- 犬養道子 中央公論社 914.6/I1
- 私たちの物質的な豊かさは正しいものなのかと考えさせられます。
- ハッピーバースデー;命かがやく瞬間
- 青木和雄 フォア文庫 文/ あお
- 母から「生まなければよかった」の言葉をあびせられ、あすかは声が出なくなる。幸い愛情深い祖父の元で自然の営みに触れて再生し、その後の出会いや別れに彼女はどう行動していったか… どうぞ皆さんが命の恵をたいせつに生きる大人になってくれますように。
- 風姿花伝
- 世阿弥 岩波文庫 文/ せあ
- 人生で一度は読むべきだと思います。
- 不動心
- 松井秀喜 新潮新書 文/ まつ
- メジャーリーガーの松井さんが、これまでの失敗や葛藤を素直に明かし、自己コントロール術を綴った本です。「『心の構え』で挫折は力に変わる」。
- ぼくはこんな本を読んできた;立花式読書論、読書術、書斎論
- 立花隆 文藝春秋 019/T
- この本は著者の立花隆がどのようにしてあの膨大な知識を身につけていったのか、本や資料を集め自分のものにしていくのかを明かしてくれています。まだ彼が中学3年生の時書いた「僕の読書を顧みる」という作文が載っていますが、これは皆さんにもぜひ読んでもらいたいと思います。
- 本の運命
- 井上ひさし 文藝春秋 914.6/I2
- 本との出会いというのは、ある意味で恋愛のように運命的なものです。井上さんと本との出会いのお話。それと「井上流本の読み方十箇条」の巻というのは、皆さんがこれから本を読んでいく上できっと参考になるでしょう。
- 「ゆっくり力」ですべてがうまくいく
- 斎藤茂太 新講社 159/S10
- 急がず、せっかちにならず「ゆっくり」することが何事にもプラスに働く。でも「ゆっくり」と「グズ」は違う。
- わすれられないおくりもの
- S. バーレイ 評論社 726.5/V
- アナグマが年をとって死んでしまった。でもみんなの心に遺していった贈り物が… 「死んだらすべて終わり」ということはないんですね。遺された人の中に生き続けて、その人を支えることができるんですね。そんなことを静かに語りかけてくれる絵本です。
みんなから頼りにされていたアナグマは冬のはじめに死んでしまいます。大切な友だちを失った森の動物たちは、悲しみにくれてしまいます。しかし、少しずつアナグマの死を受け入れて、悲しみを乗り越えていく話です。いちばん仲が良かったモグラが、最後にアナグマとの思い出の丘に行って、「ありがとう、アナグマさん」と言う場面が好きです。
キリスト教
- 風をつむぐ少年
- P . フライシュマン あすなろ書房 933/ F 5
- 自分の不注意から交通事故を起こし、少女を死なせてしまった16 歳の少年が主人公。彼が遺族から課せられたのは、“少女に似た表情の人形型風車を手作りし、アメリカ大陸の四隅に立てること”でした。物語を通じて「償うこと」「許すこと」について考えてみてください。
- 塩狩峠
- 三浦綾子 新潮文庫 文/ みう
- 昔、三浦綾子さんの作品をたくさん読んで感動しました。それで三浦さんに年賀状を出したことがあります。すると、返事をくださったのです! 一読者の私に…と、とても嬉しかったです。どんな小さなことでも、この優しさが人間には大切なものですね。
- スヌーピーたちの聖書のはなし
- R.L. ショート 講談社 193/S3
- 人気の連載マンガ『ピーナッツ』の作者であり熱心なクリスチャンでもあるチャールズ・シュルツは、深い意味を込めて彼の作品を描いています。この本は隠されているその意味の解き明かしの本です。親しみやすくて奥が深い聖書入門書と言えそうです。
- 二十六の十字架
- 谷真介 パウロ文庫 文/ たに
- 日本にもイエスと同じように十字架にかけられた人々がいました。しかも、イエスを信じたことによって…。26 人の信仰の強さが今でも伝わってきます。
- 星言葉
- 晴佐久昌英 女子パウロ会 914.6/H6
- カトリックの神父が書いた本です。「遊ぶ・歌う・書く・食べる」など、日常的な50 の動詞を通して、神様から私たちへの大きなお恵みを実感できる本です。読後、とても幸せな気分になります。
「愛する」「謝る」「待つ」など50 の動詞を思いめぐらせてみて、地球という美しいこの星に生まれたことを味わい喜ぶきっかけになるかもしれません。
- マザーテレサ;愛と祈りのことば
- H.L. ゴンザレス PHP 文庫 文/ コン
- マザーテレサの言葉を集めた一冊。「死を待つ人の家」を開設したマザーは、貧しい人びとをキリストご自身だと信じ、貧しい人に仕えました。その姿、その言葉は、現代の聖人と呼ばれるにふさわしい、常識を打ち破る愛の言葉です。
- レ・ミゼラブル
- V. ユーゴー 全5巻 新潮文庫ほか 文/ ユコ
- 善とは何か、許しとは何か、そして人間のありかたについて、考えさせられるお話です。『レ・ミゼラブル百景』( 鹿島茂・文春文庫)と並行して読むと、挿絵もともに楽しむことができます。
社会科学
- 学力低下を克服する本;小学生でできること中学生でできること
- 陰山英男 小河勝 文藝春秋 379.7/K
- 本当の学力をつける本;学校でできること家庭でできること
- 陰山英男 文藝春秋 379.7/K
- 学生である以上成績が気にならない人はいないでしょう。どうも成績が上がらないという人には、何か原因があるはずです。その悩みの解消に役立つのではないかと思い紹介しました。
- 13歳のハローワーク
- 村上龍 はまのゆか 幻冬舎 366.29/M2
- 将来やってみたいことを見つけ、思い続け、努力してみてはどうでしょう。こんな人へのアドバイスです。
- 図説 浮世絵に見る江戸の一日
- 藤原千恵子 河出書房新社 210.5/F
- 内容は題名通り。江戸へタイムスリップしたい人に最適。
- 世界を信じるためのメソッド;ぼくらの時代のメディア・リテラシー
- 森達也 理論社 361/M
- テレビ、新聞、インターネット、本、雑誌。これらメディアが伝える情報は、いつも正しいと思い込んでいませんか? メディアは情報を発信するものではありますが、それを受け止めるのは自分たちです。自分で考えることをせずに、その情報を鵜呑み( うのみ)にしていいのでしょうか?メディアに踊らされて大切なことを見失う前に、この本を読んで考えることをすすめます。
- 戦 争
- Q. サカマキ 小学館 393/S2
- 「戦争」の現場を生々しく伝える報道写真集です。正面から戦争を見つめることが平和への第一歩です。気持ちの優しい人は見ないほうがいいかもしれません。
- 民主主義という不思議な仕組み
- 佐々木毅 筑摩書房 文/ ささ
- 民主主義って本当に良いシステムなのか示してくれる。
伝 記
- カラー版作曲家の生涯 バッハ
- 樋口隆一 新潮文庫 文/ハツ
- 音楽の父、バッハの入門書です。バッハの足跡をたどりつつ、かかわりのあった人物の肖像画、現存する建築物や自筆譜等をふんだんに盛り込み、わかりやすくバッハの世界へ導いてくれます。(他に数人の作曲家が同シリーズで出版されています。)
- ケストナー;ナチスに抵抗し続けた作家
- K.コードン 偕成社 943/K4
- 『エミールと探偵たち』『飛ぶ教室』は読みましたか? 日本でも有名なドイツ児童文学者・ケストナーを、副題にもあるように“ナチスに抵抗し続けた”勇気ある作家としてだけでなく、弱い部分も含め、共感をこめて語っています。
- 聖 子
- 神田法子 小学館 916/K37
- 50万部のBest Seller.数々のレコードセールス記録を保有する偉大なるアーティストの変遷をたどり、中等部の生徒に松田聖子=神田法子の比類なき存在であることを再認識できるよう、この書籍を推薦する!
- 青春を山に賭けて
- 植村直己 文春文庫 文/うえ
- 兵庫県の農家に生まれ、中高は中途半端に過ごし、大学で何気なく入った山岳部で山を知る。海外の山々を夢見て資金かせぎのためにアメリカへ。カルフォルニアの農場での不法労働を問われ送還されようとしたが、官吏より「すぐヨーロッパへ行ってあなたの目的の登山をしなさい」と励まされる。アルプス、五大陸最高峰、アマゾンのイカダ下りなど本当にワクワクする物語です。社会に、友人に、両親に負い目を感じながらの冒険。植村さんの孤独・やさしさ・まじめさがとても感じられる本当にいい本です。
- 放浪の天才数学者エルデシュ
- P.ホフマン 草思社 289.3/E2
- 数学者ポール・エルデシュの伝記を紹介します。ちょっと奇妙な生きかたに驚きますが、20世紀最大の数学者の純粋さと心の温かさが伝わってきます。
- 桝本うめ子・一世紀はドラマ
- 藤尾正人 燦葉出版社 289.1/M6
- うめ子先生は私の師です。自分の師を紹介するのはおこがましいのですが、この本を読んで改めて先生の大きさを思いました。我われは、口や言葉ではなく、存在だけ、歩く姿だけで教わることができました。
- ムーン・ショット;月をめざした男たち
- A.シェパード D.スレイトン 集英社 538/S
- NASAアポロ計画の歴史を宇宙飛行士の立場から見たノンフィクション。宇宙が好きな人へ。
- ロマノフ朝最後の皇女アナスタシアのアルバム;その生活の記録
- ブルースター リブリオ出版 289.3/A2
- 皇女アナスタシアは生きていたか
- 桐生操 福武文庫 文/きり
- アナスタシア
- 角川文庫 文/アナ
- ロシア革命で滅びたロマノフ王家の皇女アナスタシアの数奇な生涯をえがいた3冊です。特に『アナスタシアのアルバム』は彼女自身が撮った家族の写真や父親 (皇帝)への手紙が多く収められていて、そこからは、愛情あふれる普通の家族の姿が浮かび上がってきます。しかし、それはやはり「普通」ではなく、壮大な宮殿の中の保護された家庭で、通りの向こうには飢えた民衆がいたのです。その対比を静かに問いかける本でもあります。
自然科学
科 学
- アイスマン;5000年前からきた男
- D.ゲッツ 金の星社 936/G2
- アルプス山中で発見された1体のミイラ。氷河で保存されていたので、5000年前の状態をほぼ維持しているその男性は「アイスマン」と名づけられました。科学の叡智を総動員して、「アイスマン」のなぞに迫っていきます。
- 解剖学教室へようこそ
- 養老孟司 筑摩書房 491/Y
- 解剖するとヒトの秘密がわかる!? 複眼的な見方で、ヒトとは何かを考える。
- 科学の時間
- 中野不二男 文藝春秋 404/N2
- 日本版スペースシャトルの開発から遺伝子治療まで、マクロとミクロの最先端科学をわかりやすく図解入りで解説。これ1冊で科学通に。
- 極域科学への招待
- 神沼克伊 新潮社 299.7/K
- 昼が半年、夜が半年続く土地へのガイドブック。
- 生物と無生物のあいだ
- 福岡伸一 講談社現代新書 文/ふく
- 青山学院大学理工学部の先生の著書。遺伝子の学問の研究はどんなことを行っているのかを具体的に知ることができます。生物とは何かを考えるきっかけにしてください。
- 脳が冴える15の習慣;記憶・集中・思考力を高める
- 築山節 NHK出版 文/つき
- 私たちの脳は思考系・運動系・感情系の3つの機能をコントロールしています。中学生にいちばん必要なのは当然、思考系ですが、意識して使わないと私たちの脳は感情系の「楽をしたい」「サボりたい」に支配されてしまいます。さあ、私たちの脳を活発に働かせるにはどうしたらよいのでしょうか? とても参考になり、納得できる本です。
「記憶力・集中力・思考力を育てるにはどうしたらよいか」を身近で、すぐに実践できる方法で教えてくれる。
- モノづくり解体新書
- 日刊工業新聞社 編刊 全8巻 580/N/1~8
- ふだん何げなく身の回りにおかれているモノは、どのような工夫・改良・製造を重ねて私たちの手に届くのでしょうか。ラップ・ジグソーパズル・CDなどができるまでを、わかりやすく図解しています。興味あるモノの部分だけ見ていても楽しい本です。
動植物・天体・自然・地学
- カラスはどれほど賢いか;都市鳥の適応戦略
- 唐沢孝一 中公新書 488/K1
- 中等部のベランダにも時々ちょこんと遊びに来てくれるカラス。ゴミあさりや外見から多くの人たちから好かれていませんが、よく見れば美しい光沢とかわいいしぐさもする鳥です。貝やクルミを割ることは有名ですが、ここには魚釣り、自販機操作、電線ブランコなどもしているとありました。誤解はお互いの不幸です。カラスを理解してやってください。
- 雲・空
- 田中達也 山と渓谷社 451/T6
- ポケット版タイプの雲の写真集です。見ているだけで懐かしく楽しい本です。
- 首都圏大地震リアル対策
- 吉岡哲巨 双葉社 369.3/S1
- 首都圏で大地震が起きたらどの地域が危険か?どのように行動すべきなのか?がまとめられています。またチェックシートなどにより自分の危険度もテストできます。読んでおいて損はしない本だと思います。
- 捨てるな、うまいタネ
- 藤田雅矢 WAVE出版 620/F
- スモモ、アンズ、モモ、ブドウ…と食べてしまえば捨てるタネ。しかしこのタネを蒔いてみたらどうなるのでしょう。いろいろな果物・野菜のタネのこと、その蒔き方・育て方がかんたんに書かれています。机上で、窓辺で、ベランダで、自分の食べた果物のタネの芽の生長を見るのは楽しいことです。食べたらタネを蒔いてみましょう。
- ソロモンの指環;動物行動学入門
- K.ローレンツ 早川書房 480/L
- 動物の好きな人、そうでない人でも動物に親しみを持てる本です。特に、動物のことばの才能について書かれている部分は驚きの連続で、動物に対する見方・接し方が変わってしまうでしょう。
- 楽しい鉱物図鑑
- 堀秀道 草思社 459/H2
- 鉱物を見ていると楽しい。子どものころ、友人と水晶を採りに山へ行った。そこに炭のような黒い塊があった。何か出てきたらいいなと割ってみた。そうしたら何と緑色の水晶が出てきた。この図鑑のカラー写真を見ているだけですぐ30分、1時間たってしまいます。
- ネイチャー・カレンダー;動植物で知る12カ月
- 平凡社新書編集部 平凡社新書 文/へい
- 2日に一つの割で12カ月、様々な動植物・気象の話題が取り上げられている。挿絵も多く、1話1ページで読みやすい。自然が好きな人に薦めます。
- 不都合な真実
- アル・ゴア ランダムハウス講談社 519/G5
- 2007年に公開された同名の映画の書籍版です。近年問題となっている地球温暖化に関する資料・写真がわかりやすく掲載されています。この本をきっかけに地球温暖化に対して興味・関心を持ってほしいと思います。(よりコンパクトにまとめられた「ECO入門編」もお薦めです。)
- 虫を食べる人びと
- 三橋淳 平凡社 486/M
- この本は昆虫を食べる地域・民族を日本をはじめ世界に取材したものです。イモムシをそのまま食べたり、毛虫をあぶって食べるということを聞くと、なんて野蛮な、下等なと思われがちですが、それは偏見です。日本でも50種以上、世界では500種以上の昆虫が食べられているといいます。食物は文化です。なじみがないからといって簡単に他の文化を批判したり、非難することはできません。意外な昆虫が意外な食べ方をされているということを知るだけでもとても面白い本です。
- ムーン・ショット;月をめざした男たち
- A.シェパード D.スレイトン 集英社 538/S
- NASAアポロ計画の歴史を宇宙飛行士の立場から見たノンフィクション。宇宙が好きな人へ。
数 学
- あの無限、この無限、どの無限
- 吉田武 日本経済新聞社 410/Y2
- 無限はふだん私たちが扱っている数と違い、不思議な性質がいっぱいです。
- 数の悪魔;算数・数学が楽しくなる12夜
- H.M.エンツェンスベルガー 晶文社 410/E1
- 数学が大嫌いなロバートの夢に「数の悪魔」が現れ、真夜中のレッスンが始まります。1や0を巧みにつかったマジック、謎めいた素数をめぐる秘密の解き明かし…。知れば知るほど不思議な数の世界を楽しめます。小説ばかり手にとってしまうあなたに。
- 数のモンスターアタック
- 芳沢光雄 文春ユネスコ 410/Y1
- 数学を解いて、モンスターをやっつけろ! とても楽しい数学物語です。
- さむらいの刀はどうして折れない
- A・チェラゾーリ 世界文化社 410/C
- 「数の冒険」の続編です。楽しい話題でいっぱいです。ぜひ、「数の冒険」と合わせて読んでみてください。
- 16歳のセアラが挑んだ世界最強の暗号
- セアラ・フラナリー NHK出版 412/F
- 選択授業で暗号を勉強している人、選択しようと考えている人にお薦めです。難しい数学的内容は読み飛ばしてもかまいません。
- ジュニア数学オリンピック2003-2007
- 数学オリンピック財団 日本評論社 410/K3F
- 中学生以下を対象とした数学オリンピック。中学生にも挑戦可能な問題です。ぜひ挑戦してみてください。
- 数学ガール
- 結城浩 ソフトバンク 410/Y3
- 「僕」と「ミルカさん」と「テトラちゃん」の3人による数学小説。中3から大学レベルの数学まで(3人の人間関係にちょっとドキドキしながら)やわらかい語り口で描かれます。難しい数学は読み飛ばしてもかまいません。お薦めです。
- 数学で美人になる
- 櫻井進 マガジンハウス 410/S15
- 数学って役に立つの???と思っている人はぜひ読んでみましょう。 そして身も心も美しくなりましょう!
- 数学物語
- 矢野健太郎 角川文庫 文/やの
- 私が中学・高校時代に読んだ本です。この本によって数学に興味を持ちました。登校中の電車などでぜひ読んでみてください。
- 数の冒険;算数・数学の世界を楽しむ20話
- A.チェラゾーリ 世界文化社 410/C
- フィーロ少年とおじいちゃんが、さまざまな数学のテーマの話をします。20話に分かれているので、読みやすく、とても楽しい本です。イタリア・トリノ理工科大学が数学普及のために推薦した一冊です。
- 数の本
- J.H.コンウェイ R.K.ガイ シュプリンガー・フェアラーク東京 410/C1
- 数についてくわしく知りたい人は、ぜひ読んでみましょう。あなたの知らない数の性質がたくさんありますよ。
- 雪月花の数学
- 桜井進 祥伝社 410/S15
- 数学の「美しさ」は身近なところにたくさんあることを紹介しています。ぜひ読んでみてください。
- ねこでもわかる数学;“ペンローズの不思議な冒険”
- T.パパス PHP研究所 410/P1
- ねこのペンローズといっしょに数学にチャレンジしよう。
- パズルでめぐる奇妙な数学ワールド
- イアン・スチュアート 早川書房 410/S
- 1つ1つの話がとても楽しい本です。頭を柔らかくして考えながら読んでみてください。
- ピタゴラスの定理
- 大矢真一 東海大学出版会 414/O
- ピタゴラスの定理(三平方の定理)について、中学生にも理解できる内容で書かれています。数学的な事柄にかたよらず、歴史的背景や定理の応用など興味深く読めると思います。
- フェルマーの鸚鵡はしゃべらない
- ドゥニ・ゲジ 角川書店 953/G
- 数学を題材にしたミステリー小説。少々厚い本ですが、ついつい読むのを止められなくなります。
- 放浪の天才数学者エルデシュ
- P.ホフマン 草思社 289.3/E2
- 数学者ポール・エルデシュの伝記を紹介します。ちょっと奇妙な生き方に驚きますが、20世紀最大の数学者の純粋さと心の温かさが伝わってきます。
- まただまされたな、ワトスン君!
- C.ブルース 角川書店 417/B
- 確率を勉強した人には、この本がお薦めです。人生をだまされずに賢く生きるには?
- 世にも美味しい数学;極限・整数・複素数の世界を味わう
- 古川昭夫 稲垣裕子 日本実業出版社 410/F1
- 数学を解くと料理を食べさせてもらえるレストラン。君は何問解けるかな?
芸術・スポーツ
芸 術
- 英訳付き伝承折り紙帖
- 小池一夫 池田書店 754/E
- 指先を使うことは脳の活性化につながると言われます。どうしたら上手くできるかという工夫も交えて、脳を使って下さい。文京区・湯島天神の近くにある「おりがみ会館」館長小林一夫氏が監修しています。“本を見ながら折るより、誰かに教えてもらった方がわかりやすい”という人はDVDつきの『親子でたのしむおりがみあそび』もあります。
- ERTE
- M.リー 全2巻 トレヴィル 727/E/1・2
- 画集なので、見ているだけで楽しく、幻想的でファッショナブルな世界にひきこまれていきます。幾何学的形態が強調された作品を見ていくうち、計算しつくされたポーズの効果だけでなく、身体の描き方の絶妙なバランスの良さにも気づくことでしょう。
- カラー版作曲家の生涯 バッハ
- 樋口隆一 新潮文庫 文/ハツ
- 音楽の父、バッハの入門書です。バッハの足跡をたどりつつ、かかわりのあった人物の肖像画、現存する建築物や自筆譜等をふんだんに盛り込み、わかりやすくバッハの世界へ導いてくれます。(他に数人の作曲家が同シリーズで出版されています。)
- ピアニストが見たピアニスト;名演奏家の秘密とは
- 青柳いづみこ 白水社 762.8/A
- 何の不安も恐れもないように見える天才ピアニスト6人の知られざる部分に光をあて、同業者の立場から巧みに論評しています。
- 東山魁夷小画集
- 東山魁夷 全6巻 新潮文庫 文/ひか
- 魅力あふれる絵がたくさん入っていて、文章も簡潔、読みやすいと思います。
- 風姿花伝
- 世阿弥 岩波文庫 文/せあ
- 人生で一度は読むべきだと思います。
- ベートーヴェンの耳
- 江時久 ビジネス社 762.8/B1
- ベートーヴェンはまったく聴力を失ったのではなく、最後まで少しは聞こえていた難聴者ではなかったか、という話から始まります。自身が難聴者である著者が自らの苦しい体験を通しベートーヴェンの生涯を語るこの本は、別の面からベートーヴェンとその曲の偉大さをあらわしています。
- Henry Sugimoto;painting an American experience
- L.M.Small Heyday Books 723/S1
- アメリカ人画家、ヘンリー・スギモトさんは、日系人であるため第二次大戦中は収容所に隔離されていました。その間の経験を絵に描き残しました。テキストは英文ですが絵の強烈な印象がすべてを物語っています。
スポーツ
- ジュニア期のスポーツ障害と予防
- 奥脇透 少年写真新聞社 780.19/O1
- 痛みや違和感をかかえたまま体育や部活を続けている人はいませんか? この本では成長期特有のスポーツ障害をMRI写真入りで説明、また、部位別に予防のためのストレッチが紹介されています。高校生・大人になってもスポーツを楽しみ続けるために、使いすぎを自己チェックしながら“できるようになり上達する喜び”を満喫してください。
- スポーツ科学・入門
- 別冊宝島編集部 宝島社文庫 文/へつ
- スポーツの新たな可能性を再発見できる本。
- スポーツ選手なら知っておきたい「からだ」のこと
- 小田伸午 大修館書店 780.1/O
- 徒競走で1位になるには“太ももを高くあげ、足首で地面を力強くけり、腕を前後に大きく振ればOK”と勘違いしている人に合理的な体の動かし方を伝授する一冊。
- 努力は裏切らない
- 宇津木妙子 幻冬舎文庫 文/うつ
- シドニー五輪で銀メダルを獲得した日本ソフトボールチームの監督が、そこまでの道のりを体験として書いた本です。この中にある“たいせつなこと”は、ソフトボールに限らず、あらゆるスポーツ、また、私たちの人生にも通じています。
- 不動心
- 松井秀喜 新潮新書 文/まつ
- メジャーリーガーの松井さんが、これまでの失敗や葛藤を素直に明かし、自己コントロール術を綴った本です。「『心の構え』で挫折は力に変わる」。
言 語
- 声に出して読みたい日本語
- 齋藤孝 草思社 817/S
- リズム感あふれる文章・美しい日本語の表現を知って、手紙(ラブレター)を書き、愛の告白ができれば、結果はバッチリ!!
- 言葉の風景
- 野呂希一・写真 荒井和生・文 青菁社 748/N3
- 風景写真で言葉を説いた本。自然の変化に敏感な日本人が生み出した美しい言葉に出会えます。
- 中学英語で日本の行事が紹介できる
- 藤井亮蔵 大原正幸 エール出版社 386/F
- 外国からお客様を迎えた時や、ホームステイ準備のため「だけでなく」、初詣・ひな祭り・七夕・七五三などなど、行事にこめられた意味を再確認できます。
- 日本語練習帳
- 大野晋 岩波新書 岩810/O
- できるだけ正しい日本語を使うために。君たちが大人になって恥をかかないために。
- ハンディ版 入門歳時記
- 俳句文学館編 角川書店 911.3/H1
- 「歳時記はたくさんの季語が並んでいて、俳句を作るときに使うもの」という理解は、それはそれで正しいのですが、一語一語の解説が詳しく、まるで百科事典や民族学の事典のようで、日本人としての考え方・感じ方・しきたりをもよく理解できるものです。「世界のベストセラーが聖書ならば、日本のベストセラーは歳時記」といわれるほど、その歴史は古く、種類も豊富ですが、まずはこのレベルがいいでしょう。
- ピーター流外国語習得術
- P.フランクル 岩波ジュニア新書 岩J807/F
- 12か国語を自由自在に操る著者に、外国語をマスターする方法を伝授してもらいましょう。
- 文字と書物
- ブルックフィールド 同朋舎 031/V/48
- 書くということと筆記用具の歴史の本です。ABC本来の美しい形を知るのにぜひお薦めの一冊です。
- やさしい英文手紙の書き方
- 宇井董子 旺文社 836.6/U
- 英語なんて無理!と決めつけずに手紙を書いてみましょう。映画スターへのファンレター、ネットサーフィンで見つけ気に入ったサイトへの“褒め言葉”、自分でつくったブログで日本のことを紹介…。応用範囲はあなたのアイディア次第です。表現したい何かがあれば、英語の壁も越えられるのでは?
- 勇気を出してSay Hello!;Live talk English
- 松田聖子 集英社 837/M4
- “英語の青山”と呼ばれている青山学院。中学生より英語を着実に身につけていく上で、さまざまな英会話の書籍類が出版されているが、ネームバリューピカイチの存在感のある松田聖子さんのCD付ブックで身近に楽しく学ぶことを切望し、推薦する!
文 学
詩 歌
- 一年一組せんせいあのね
- 鹿島和夫編 フォア文庫 文/かし
- 詩集です。小学生のつくった詩です。本をひらいて読んでみてください。笑ってしまいます。うれしくなります。悔しくなります。辛くなります。悲しくなります。心が苦しくなります。幸せなこと、辛いこと、書いてみたくなります。書くことが楽しみになります。もっと書きたくなります。 そんな本です。
- 朔太郎のうた
- 伊東新吉編著 社会思想社 文/はき
- 『緑友』47号(2008年4月発行)で紹介しました。
- 新折々のうた
- 大岡信 岩波新書 岩911/O
- 普遍的な感情や情景が、あたらしい視点から表現されていて、共感と同時に発見がある。俳句や短歌のような短い詩(短詩)の魅力はそこにあると思います。何十年、何百年前の人が、自分と同じようなことを考えて、こんな風に表現していたんだ、ということを知るのは、これからの人生の一つの支えになるのではないでしょうか。すべての詩にわかりやすい解説がついているので読みやすいと思います。
- 俳句の作り方
- 辻桃子 成美堂出版 911.3/T
- 俳句はだれにでも作ることができます。「年寄りくさい」とか、「堅苦しい」といった声が聞こえてきそうですが、決してそんなことはありません。むしろ、とても新鮮で、手軽に作れてしまいます。この本は、その基本的な手引書です。
- ハンディ版 入門歳時記
- 俳句文学館編 角川書店 911.3/H1
- 「歳時記はたくさんの季語が並んでいて、俳句を作るときに使うもの」という理解は、それはそれで正しいのですが、一語一語の解説が詳しく、まるで百科事典や民族学の事典のようで、日本人としての考え方・感じ方・しきたりをもよく理解できるものです。「世界のベストセラーが聖書ならば、日本のベストセラーは歳時記」といわれるほど、その歴史は古く、種類も豊富ですが、まずはこのレベルがいいでしょう。
- 宮沢賢治詩集
- 宮沢賢治 角川文庫 文/みや
- 「小岩井農場」「青森晩歌」『日本の詩歌 18』 中公文庫 911/N/18
詩は、10分もあれば読めます。何度も読んで、自分にとって大切な言葉をひとつでもふたつでも見つけて覚えてください。
- ラングストン・ヒューズ詩集
- L.ヒューズ 全5巻 国文社 911/H2
- アメリカの黒人の詩人です。
- 私の前にある鍋とお釜と燃える火と;石垣りん詩集
- 石垣りん 童話屋 911/I2
- 著者の名まえのとおり、凛(りん)とした内容の詩集です。ページをめくるうち、背すじが伸びてくるかもしれません。
随筆(エッセイ)
- そこに僕はいた
- 辻仁成 新潮文庫 文/つし
- 短編なので、読書が苦手な人も1話ずつ読んでいけると思います。
- 大河の一滴
- 五木寛之 幻冬舎 914.6/I3
- 「一生に一度ぐらいは自分の本音を遠慮せずに口にしてみたい」(あとがきから)のように、きわめて率直な発言を行っている本です。
- トラちゃん
- 群ようこ 集英社文庫 文/むれ
- 読書の苦手な人でも楽しく読めると思います。猫好きな人はどうぞ。
- 百貌百言
- 出久根達郎 文春新書 文/てく
- いろいろな人の興味深い話が各々2ページにまとめてあり、どこから読み始めても、どこで読み終えても構わない。特に読みたい本はないけど、何か読んでみたいナァと思っている人に薦めます。
- 娘に語る祖国;『満州駅伝』従軍慰安婦編
- つかこうへい 光文社 914.6/T14
- 劇作家のつかこうへいが当時小学校6年生の娘に語る祖国と従軍慰安婦問題。私たちが住むこの日本という国が、20世紀前半の時代周囲の国々で何をしてきたのかということを分かりやすく語り、考えさせてくれる本です。
- もの食う人びと
- 辺見庸 角川文庫 文/へん
- 世界各地の人々の「食」の視点から現代の問題に迫っていきます。
- 森と氷河と鯨;ワタリガラスの伝説を求めて
- 星野道夫 世界文化社 915/H
- 自然の営みと先住民の叡智に敬意を表する故星野道夫氏の美しい写真とともにつづられた最後のエッセイ。実は私もこのアラスカの地を訪れ、コケの深い森を歩き先住民のお話を聴きました。星野氏の魂の旅物語です。
- 「ゆっくり力」ですべてがうまくいく
- 斎藤茂太 新講社 159/S10
- 急がず、せっかちにならず「ゆっくり」することが何事にもプラスに働く。でも「ゆっくり」と「グズ」は違う。
ノンフィクション・紀行文
- かぎりなくやさしい花々
- 星野富弘 偕成社 916/H5
- 著者は中学校の体育教師になりますが、クラブ活動の指導中に頚髄を損傷し手足の自由を失ってしまいます。しかし、闘病生活の中で、わずかに動く口に筆をくわえて、詩や絵を描きはじめます。著者の書いた詩も絵も素敵です。
- 白旗の少女
- 比嘉富子 講談社 沖縄/916/H7
- 避難途中姉とはぐれてから行く先々のガマ(天然の防空壕)からは追い出され、日本兵からは切りつけられ一人で何日も戦場を逃げ歩きます。そんな時、ある小さな穴(ガマ)に入ってみると老夫妻だけがいました。おじいさんは白旗の意味を教えます。少女は助かりました。しかし目が不自由で両脚を切断された老夫妻は そのままでした。心打たれる一冊です。
実話がもとになった本です。7歳の女の子富子の目で見た沖縄戦の様子が描かれています。味方であるはずの将校が村人たちを殺していた時代、敵であるアメリカ兵の前に白旗を持って出るには、ものすごく勇気が必要だったはずです。いろいろなものが伝わってくる作品です。漫画化もされています。
- ひとたびはポプラに臥す
- 宮本輝 全6巻 講談社 915/M1/1~6
- 大地震で家を失った作家が、名僧鳩摩羅什の苦難の生涯に思いを寄せつつたどった、シルクロード7000キロの旅の記録。
- 森へ
- 星野道夫 福音館書店 915/H
- 森と氷河と鯨;ワタリガラスの伝説を求めて
- 星野道夫 世界文化社 915/H
- 星野道夫の作品は、なるべく大きい本で読んで欲しい。彼の世界観を知るには、まずその圧倒的な風景の写真と対面するところから始まるからです。アラスカの風景から、民族の伝統、祈り、そして人類をつないでいく伝説へと彼の世界は広がっていきます。『森と氷河と鯨』は彼の遺作です。こちらからさかのぼってもよし、内容が難しいという人は、まずは『森へ』あたりから、作者とともに人類への旅を始めてみてください。
- ワイルド・スワン
- ユン・チアン 全3巻 講談社文庫 文/チア
- 混乱期の中国の姿が描かれていて驚きの連続です。
童話・絵本
- イソップのお話
- イソップ 岩波少年文庫 文/イソ
- 「セミとアリ」「キツネとぶどう」「北風と太陽」などイソップとは知らなくても話としては知っている人も多いと思います。何十何百とある話は一つ一つ淡々としていてもしかし実に深みのあるものです。大人になってから意味のわかることもあります。
- 戦争童話集 凧になったお母さん
- 野坂昭如 日本放送出版協会 913.8/N1
- 昭和20年8月15日をめぐるお話が3つ入っています。“童話”とあるように、わかりやすい言葉づかいで書かれています。内容も、幼い子や明日のある若者が主人公ですので、戦争文学の中では親しみやすいかもしれません。
- たいせつなきみ
- M.ルケード いのちのことば社 726.5/L
- パンチネロという何をやってもダメな妖精のお話の絵本です。今日もダメダメシールをはられてしまった彼は……。
- 小さい針の音
- 小川未明 新潮文庫 文/おか
- 人のまちがいが、真面目な努力の内にも生まれることを、おだやかに知った作品と私は思っています。子どもたちの姿も心にしみます。
- ぼくを探しに
- S.シルヴァスタイン 講談社 726.5/S/1
- ほとんど文字がありません。ただ“読む”とすぐに“読み”終わりますが、読み方によっては何年たっても読み終わりません。
- 星の王子さま
- サン=テグジュペリ 岩波少年文庫 文/サン
- 中学生の時のお気に入りの一冊。読む年齢によって感じることが変わる「大人の童話」です。真実なる素敵な言葉がたくさんつまっています。
読んだことのある人も多数いると思います。毎日の生活で忘れがちな「たいせつなもの」がつまっている本です。多感な皆さんくらいの年に、読んでほしい一冊です。
- わすれられないおくりもの
- S.バーレイ 評論社 726.5/V
- アナグマが年をとって死んでしまった。でもみんなの心に遺していった贈り物が… 「死んだらすべて終わり」ということはないんですね。遺された人の中に生き続けて、その人を支えることができるんですね。そんなことを静かに語りかけてくれる絵本です。
みんなから頼りにされていたアナグマは冬のはじめに死んでしまいます。大切な友だちを失った森の動物たちは、悲しみにくれてしまいます。しかし、少しずつアナグマの死を受け入れて、悲しみを乗り越えていく話です。いちばん仲が良かったモグラが、最後にアナグマとの思い出の丘に行って、「ありがとう、アナグマさん」と言う場面が好きです。
小説(日本)
- 犬と私の10の約束
- 川口晴 文藝春秋 913.6/K40
- 犬を飼っている人も、そうでない人もとても心に響く作品だと思います。いのちの大切さ、清らかな心で生きる事の意味を私達に思い出させてくれる作品ではないでしょうか。
- うつくしい子ども
- 石田衣良 文春文庫 文/いし
- 13 歳の弟が殺人を犯した。14歳のジャガは真実を知るべく調査を始めるが、地域が、学校が、マスコミが、ジャガたち家族を追い詰めていく……。犯罪加害者の家族は、非難されても仕方がないのか? 罪を犯すということ、更生するということはどういうことなのか?いろいろなことを考えながら読んでください。『手紙』(東野圭吾著・文春文庫・ラベル文/ひか)と合わせて読むと、また違った考えかたができるかもしれません。
- 楽隊のうさぎ
- 中沢けい 新潮社 913.6/N14
- 主人公は皆さんと同じ中学生。内気で消極的な性格の主人公が、3年間のクラブ活動を通して成長していく姿を描いています。特に吹奏楽部員、クラブ命の人は必読です。
- ガラスのうさぎ
- 高木敏子 金の星社 文/たか
- 第二次世界大戦で家族を失った著者が、自身の体験を基に書いた作品です。母と妹を奪った東京大空襲の焼け跡から見つかった、父が作ったガラスのうさぎの置物、すべてを終わらせたいと、川に引き込まれていきそうになる12歳の敏子、いろいろな場面が強く印象に残ります。
- 君たちはどう生きるか
- 吉野源三郎 岩波文庫 文/よし
- お父さんを亡くした中学生の「コペルくん」が主人公。毎日を元気に生きるコペルくんが、日常で起こったできごとについて、おじさんと手紙でやりとりをしていく、という形式で書かれたもの。友だちを巡るできごとやおじさんとの手紙を通して、コペルくんは「たいせつなこと」を学んでいきます。今から70年も前の作品ですが、友だちや学校、人生でたいせつなものは現代でも変わりません。実はこの本、分野は哲学。もちろん読みものとして読んでも十分楽しめます。皆さんもぜひ、コペルくんといっしょに考え、成長してください。
- 獣の奏者
- 上橋菜穂子 全2巻 講談社 913.6/U3
- “守り人”シリーズの作者です。ファンタジーですが自然・動物と人間との共棲など現代に通じるテーマです。
- 恋する伊勢物語
- 俵万智 ちくま文庫 文/たわ
- 伊勢物語という古典があります。内容や文章はとてもシンプルですが奥が深く、物語中の和歌はとてもすばらしいです。ぜひ読んでもらいたいのですが古典ですので難しい。それを解決してくれるのがこの一冊です。伊勢物語の雅な世界にあなたを導いてくれること間違いありません。
- 項羽と劉邦
- 司馬遼太郎 全3巻 新潮文庫 文/しは
- 項羽と劉邦の天下をめぐる戦いを描いた作品です。臨場感あふれる展開に一気に読みきってしまうほどです。戦いを通して垣間見える両者の内なる感情も見どころです。中国史が好きになるきっかけとなった本です。
- 小僧の神様
- 志賀直哉 新潮文庫ほか 文/しか
- 今時ハヤリでない志賀直哉です。僕が中等部に入学した4月、教科書にないのに授業で読みました。懐かしさとともにやはりこういうものがよい文章と思うのですが…。
- 死神の精度
- 伊坂幸太郎 文藝春秋 913.6/I26
- いくつかの作品が入って一冊の本なのですが、すべての作品が細かくつながっています。主人公は死神です。音楽を愛し、仕事をする時はいつも雨が降っている死神がさまざまなことを考えながら人間と接するといった内容です。ファンタジーや推理ものが好きな人にお薦めです。
- 十二国記シリーズ
- 小野不由美 既刊10巻 講談社X文庫 文/おの
- 12の国の王と麒麟の物語。反乱あり謀反ありの中で「生きる」とは「人間とは」が問われるファンタジーものです。
- 白い巨塔
- 山崎豊子 全3巻 新潮文庫 文/やま
- 天才的な外科医財前五郎は、いったい何を求めていたのか? それは、とてもむなしいものではなかったのか? 医学の光と闇の部分を描き、社会に一石を投じた長編小説です。長編ではありますが、簡潔な文体と鋭い描写に引き込まれて、まるで長さを感じさせない作品です。
- しろばんば
- 井上靖 新潮文庫ほか 文/いの
- 舞台は天城湯ヶ島。複雑な家庭の中、おぬい婆さんの愛情を一身に受けて育つ洪作少年の成長を描きます。文章がかもしだす暖かい雰囲気を感じてほしい作品です。
- スコーレNo.4
- 宮下奈都 光文社 913.6/M30
- 中等部には“心を込めて丁寧に毎日を過ごす”達人の先生がたくさんいらっしゃいます。中学生になりたての不思議系?の女の子が自分の欠点(と受け取りがちなこと)から目をそらさず、こだわり、丹念に考え、自分だけの扉を探し続ける物語です。
- だれもが子供だったころ
- 内海隆一郎 河出文庫 文/うつ
- 子どもの視点から見た49の短編集です。読んだ後のさわやかさが素敵です。
- 超短編アンソロジー
- 本間祐編 ちくま文庫 文/ほん
- いちばん短い話は5文字、いちばん長いものでも4ページの「超」短編集です。星新一を読破したら次はこれを読んでみて、お気に入りの話を見つけてください。
- つきのふね
- 森絵都 角川文庫 文/もり
- 初めて読んだ森絵都さんの作品が、この一冊でした。心に残る一冊です。うまくいかないとき、傷ついたとき、自分の価値を見出せないとき…そんな時に手にとってみて下さい。「この世には、小さくても尊いものがきっとある」そう感じさせてくれる一冊です。
- 定年ゴジラ
- 重松清 講談社文庫 文/しけ
- 重松作品の代表作でドラマにも漫画にもなりました。ごくありふれた家族の心がよく描かれています。重松作品は他のものもお薦めです。
- デルフィニア戦記シリーズ
- 茅田砂胡 全18巻 Cノベルス文庫 文/かや
- その名のとおり、反逆あり、戦争ありの戦記物。個性豊かな人物がワクワク・ドキドキ活躍します。
- 西の魔女が死んだ
- 梨木香歩 新潮文庫 文/なし
- どきっとする題名ですが、孫娘と祖母の心の交流をつづった物語です。人間は死んだらどうなるのか…、こんな疑問がよぎることはありませんか? 鮮やかなラストが、ちょっとしたよりどころになる“かも”しれません。
- 博士の愛した数式
- 小川洋子 新潮文庫 文/おか
- 事故で新しく記憶をすることができなくなった数学の博士と、その家政婦となった主人公、そして博士に√(ルート)と名づけられた息子が繰り広げる心温まるお話。数学が苦手な私も、この本を通して少しだけ数学の「美しい」世界を垣間見ることができました。
書名に「数式」と入っていても、パスしないで読み始めてみてください。最後まで一気に読み通してしまうことを保証します。
- ポロポロ
- 田中小実昌 中公文庫 文/たな
- 「求めること」をいくつかの角度から考える(知る)きっかけになるはずです。
- 魔術はささやく
- 宮部みゆき 新潮文庫 文/みや
- 作者は昨今のミステリーブームを築いた人気作家の一人ですが、この作品は無名時代の初期のもの。父は失踪、母とは死別し、親戚の家で暮らす高校生の少年が主人公です。この作品が「文学」といえるのは、ミステリーという形をまとった「少年の成長物語」だから。許しがたいできごと、「人の罪」の先にあるもの……。いろいろなことを考えさせられます。
- 昔、そこに森があった
- 飯田栄彦 理論社 913.6/I5
- とある学園の門から続く樹のトンネルをぬけると、教師も生徒も動物に変身。あなたなら自分や友だちは何に変わると思いますか?あまりの分厚さにひいてしまうかもしれませんが、読み始めたら止まらない、残りページが少なくなっていくのが残念なくらい痛快でテンポのある冒険ファンタジーです。
- 夕 鶴
- 木下順二 岩波少年文庫ほか 文/きの
- 民話を戯曲にした有名な作品です。「あんたの言葉がわからない」という「つう」の悲しみを解析してください。
- 陽気なギャングが地球を回す
- 伊坂幸太郎 祥伝社文庫 文/いさ
- 人の嘘を見抜く能力を持った男、正確無比な体内時計を持つ女、演説の天才、そしてスリの達人という4人は成功率100%の4人組ギャングだった。いつものように銀行強盗を終えて逃げる最中に、何故か奪った金を見知らぬ男たちに横取りされて……。ロマンを求めるギャングたちのおかしな話です。お洒落でユーモアにあふれた作品で、話のテンポも良く、読みやすいと思います。映画化もされ、続編も出ています。軽く読書をしたい、読書を始めたいという人にお薦めです。
- 路傍の石
- 山本有三 新潮文庫 文/やま
- あつよしの夏 四万十川第一部
- 笹山久三 河出文庫 文/ささ
- 次郎物語 一部・二部
- 下村湖人 新潮文庫ほか 文/しも
- 『あつよしの夏』以外は古い作品です。静かな読書を体験してください。『あつよしの夏』『次郎物語』は1年生に薦めます。『路傍の石』で昭和の始めの頃のひとりの少年を知ってください。
小説(外国)
- 怒りの葡萄
- J.スタインベック 全2巻 新潮文庫ほか 文/スタ
- 中学生の時に初めて読み、その後映画や舞台を観る機会が何度かありましたが、その度に、前に原作を読んでいてよかったと思いました。そして、もう一度読み返すたびに、新たな発見がありました。
- O・ヘンリ短編集
- O・ヘンリ 全3巻 新潮文庫ほか 文/ヘン
- 短編集なので、まとまった読書の時間がとれない時でも気楽に読めます。
「最後の一葉」「賢者の贈り物」など、有名なお話が入っています。短編集なので、とても読みやすいです。私のお薦めは、「心と手」(第3巻所収)です。刑事さんが粋です。
- おやすみなさいトムさん
- M.マゴリアン 評論社 933/M13
- 戦争中の、日本を舞台にした物語はたくさんあるが、同じ状況下でのイギリスではどのようであったのか、そんな読み方もおもしろいのではないだろうか。
- ガラスの動物園
- T.ウィリアムズ 新潮文庫 文/ウイ
- これは、「子どものことを考えてくれているのはわかるけど正直言ってうるさい」母親と、内気で不器用な娘、いつも家族のことを考えているのになぜか「自分のことばっかり考えて!」と言われている息子、の物語です。それぞれが抱える悲しみや葛藤が、さりげなく、でも丁寧に描かれていて、自分と似ていない登場人物にも親しみをおぼえることができるかもしれません。
- 奇跡を信じて
- N.スパークス アカデミー出版 933/S30
- 町の教会の牧師の娘ジェイシーと不良グループのリーダー、ランドンが起こす奇跡の物語です。読むとものの考え方が変わるかもしれません。原題は「A Walk to Remember」といいます。
- 草の竪琴
- T.カポーティ 新潮文庫 文/カホ
- 誕生日の子どもたち
- T.カポーティ 文藝春秋 933/C23
- 心の在り処(ありど)を訪ねる気持ちがします。
- ジェーン・エア
- C.ブロンテ 全2巻 新潮文庫 文/フロ
- ジェーンの強い信念・慈愛の心に胸を打たれます。人間の内面に焦点をあてており、己の進むべき道を自問するような作品です。
- 静かなドン
- ショーロホフ 『河出世界文学大系』所収 908/S6/86-88
- 静かな読書を体験してください。超大作ですので、3年生に薦めます。
- 十二番目の天使
- O.マンディーノ 求龍堂 933/M10
- 元気をくれる本です。
- 白ギツネの谷の物語
- T.マコックレン 全3巻 福武文庫 文/マコ
- カモメに飛ぶことを教えた猫
- L.セプルベダ 白水社 943/S1
- みなさんの年頃には動物が主人公の作品に、不思議と心まっすぐにむかえるのではないかと選びました。“生きているもの”にふれてください。
- シロクマたちのダンス
- U.スタルク 佑学社 949/S
- みなさんの年代の少年が出会ってしまった切実な問題を重苦しくなく書いています。表紙・挿絵は先輩の堀川理万子さん、この絵も雰囲気があって楽しめます。
- 大 地
- P.バック 全4巻 新潮文庫 文/ハツ
- 転校先の学校で最初に借りた本です。引越しで慌ただしいときに夢中になって読んだ覚えがあります。良い本というのは、その内容とともに読んだときの情景まで思い起こさせるものではないでしょうか。
- 時をさまようタック
- N.バビット 評論社 933/B
- とざされた時間のかなた
- L.ダンカン 評論社 933/D10
- 中学生の皆さんでも“これ以上年をとりたくない!時間よ止まれ!”と願うことがあるでしょう。時間の流れをテーマに展開する物語2冊です。『とざされた時間のかなた』は終盤のハラハラ・ドキドキが圧巻、『時をさまようタック』のラストは映画のひとこまのようにきれいな幕切れです。
- 白 鯨
- H.メルヴィル 全2巻 新潮文庫ほか 文/メル
- 「求めること」をいくつかの角度から考える(知る)きっかけになるはずです。
- フェルマーの鸚鵡はしゃべらない
- D.ゲジ 角川書店 953/G
- 数学を題材にしたミステリー小説。 少々厚い本ですが、ついつい読むのを止められなくなります。
- 不思議の国のアリス
- L.キャロル 角川文庫ほか 文/キヤ
- 中学生のうちに読んでおけばよかったなと今思う本の一つです。
- ペーター・ヘルトリングの作品
- P.ヘルトリング 偕成社ほか 943/H
- 図書館や本屋さんに行き自分で選んでみてください。児童文学のところにあります。
- リトル・トリー
- F.カーター めるくまーる 933/C
- 私たちがふだん気にとめることの少ない自然との関わり合い、自然への想いを小さなネイティブ・アメリカンの少年から学ぶことができる一冊です。ぜひ読んでみてください。
- レ・ミゼラブル
- V.ユーゴー 全5巻 新潮文庫ほか 文/ユコ
- 善とは何か、許しとは何か、そして人間のありかたについて、考えさせられるお話です。『レ・ミゼラブル百六景』(鹿島茂・文春文庫・ラベル文/かし)と並行して読むと、挿絵もともに楽しむことができます。
戦争・平和
- アンネの日記
- A.フランク 文春文庫 文/フラ
- 皆さんと同じ年代の少女が、迫り来る戦争の影、命の危険におびえながらも明日を信じて日々のことを日記につづりました。読みごたえがある分、心に残るものも多いと思います。読んでいてザセツしてしまいそうな時、うまく情景が浮かばない時は、『ガイドブック「アンネの日記」を訪ねる』(黒川万千代・新日本出版社・ラベル995/K)を開いてみてください。
- 命こそ宝;沖縄反戦の心
- 阿波根昌鴻 岩波新書 沖縄/岩319/A
- 作者は若いころに沖縄戦を経験し、戦後も米軍の占領下から基地を反対する闘争の先頭に立って、地道に活動してきました。「すべて剣をとる者は剣にて亡ぶ。基地をもつ国は基地で亡び、核を持つ国は核で亡ぶ」という信念で平和の創造を目指し、2002年102歳で生涯を終えるまで、ずっと闘ってきました。その長年の蓄積は伊江島にある反戦平和資料館「ヌチドゥタカラの家」に、今も残されています。3年の沖縄旅行の前に、ぜひ読んでいただきたいと思います。そして、今も残る沖縄基地問題について、理解を深めてほしいと思います。
- エトロフ発緊急電
- 佐々木穣 新潮文庫 文/ささ
- 戦争中でも自分の良心に忠実であろうとした人びと(軍人も含め)が登場します。『ベルリン飛行指令』『ストックホルムの密使』(ラベル文/ささ)で第2次世界大戦3部作になっています。
- おまもり;ホロコーストを生きぬいたある家族の物語
- L.パール M.B.ラザン あすなろ書房 936/P1
- 平和すぎる現在の日本の若者に、知ってほしい戦争の痛みや苦しみ、そしてそういう時代を生き抜いた人々の強さについて書いてあります。この本を読み、私たちのおかれている状況を把握してほしいと思います。同じようなテーマを扱った作品に『アンネの日記』(上記)、『シンドラーのリスト』(キニーリー著・新潮文庫・ラベル文/キニ)があります。
- おやすみなさいトムさん
- M.マゴリアン 評論社 933/M13
- 戦争中の、日本を舞台にした物語はたくさんあるが、同じ状況下でのイギリスではどのようであったのか、そんな読み方もおもしろいのではないだろうか。
- ガラスのうさぎ
- 高木敏子 金の星社 文/たか
- 第二次世界大戦で家族を失った著者が、自身の体験を基に書いた作品です。母と妹を奪った東京大空襲の焼け跡から見つかった、父が作ったガラスのうさぎの置物、すべてを終わらせたいと、川に引き込まれていきそうになる12歳の敏子、いろいろな場面が強く印象に残ります。
- 少年H
- 妹尾河童 全2巻 新潮文庫 文/せの
- おもだった漢字にルビ(ふりがな)がふってあるので、見た感じも内容も読みやすい本です。
- 白旗の少女
- 比嘉富子 講談社 沖縄/916/H7
- 避難途中姉とはぐれてから行く先々のガマ(天然の防空壕)からは追い出され、日本兵からは切りつけられ一人で何日も戦場を逃げ歩きます。そんな時、ある小さな穴(ガマ)に入ってみると老夫妻だけがいました。おじいさんは白旗の意味を教えます。少女は助かりました。しかし目が不自由で両脚を切断された老夫妻はそのままでした。心打たれる一冊です。
実話がもとになった本です。7歳の女の子富子の目で見た沖縄戦の様子が描かれています。味方であるはずの将校が村人たちを殺していた時代、敵であるアメリカ兵の前に白旗を持って出るには、ものすごく勇気が必要だったはずです。いろいろなものが伝わってくる作品です。漫画化もされています。
- 戦 争
- Q.サカマキ 小学館 393/S2
- 「戦争」の現場を生々しく伝える報道写真集です。正面から戦争を見つめることが平和への第一歩です。気持ちの優しい人は見ないほうがいいかもしれません。
- 戦争童話集 凧になったお母さん
- 野坂昭如 日本放送出版協会 913.8/N1
- 昭和20年8月15日をめぐるお話が3つ入っています。“童話”とあるように、わかりやすい言葉づかいで書かれています。内容も、幼い子や明日のある若者が主人公ですので、戦争文学の中では親しみやすいかもしれません。
- 大地の子
- 山崎豊子 全4巻 文春文庫 文/やま
- 主人公は第二次大戦の敗戦で中国に取り残された「日本人戦争孤児」。優しい養父母のもとで有能な技師に成長しながらも、日本人であるために次々と苦難がふりかかります。NHKが中国と共同制作したドラマも原作に忠実で感動的でした。DVD(図書室で借りられます)もあわせてお薦めします。
- 太陽の子
- 灰谷健次郎 新潮文庫 文/はい
- 沖縄を訪れる前に読んでおけばよかったと思った1冊。
- となり町戦争
- 三崎亜記 集英社文庫 文/みさ
- 爆撃もない。目立った殺戮もない。音もなく静かに進行する、となり町との戦争。もしかしたら、皆さんにとっていちばんリアルな戦争小説かもしれません。戦争を、「自分には関係ないこと」だと思いがちな人に読んでもらいたいです。
- 夏の庭;the friend
- 湯本香樹実 新潮文庫 文/ゆも
- 個性あふれる悪がきトリオの物語です。老人との親交を横軸に、時の流れを縦軸に、物語は軽快に進んでいきます。老人の心に今なお影を落とす戦争の記憶。読み終えた時あなたの心に残るのは、さわやかな読後感だけではないはずです。
- 日本のみなさんやさしさをありがとう;救出された765人の孤児
- 手島悠介 講談社 916/T12
- 80年前、シベリアに何十万ものポーランド人と孤児がいた。ロシアの迫害から救うため、日本は765名の孤児を一時入国させ、ポーランドへ送った。日本での滞在は天国のようだったという。全国から慰問袋も届き、無料の散髪、歯の治療もあった。しかし祖国ポーランドはドイツに占領され、孤児は再び苦しみと悲しみの中で生きなければならなかった。
- 猫は生きている
- 早乙女勝元 田島征三 理論社 913.6/S18
- 東京大空襲の中、人びとは必死に逃げまどい母親はわが子を守ろうとするが、その多くの願いは絶たれてしまう。しかし焼け野原の中にネコは生きていた。子ども向けに書かれた東京大空襲の本。感動の一冊。
- はだしのゲン
- 中沢啓治 全10巻 汐文社 210.7/N6/1~10
- 広島の原爆を体験した者でなければ書けない、生々しい現実。家族の死や後遺症に苦しむ母や兄弟。その中でゲンは強く生きていく。マンガですが推薦します。
- パレスチナ 瓦礫の中のこどもたち
- 広河隆一 徳間文庫 文/ひろ
- 報道写真家が実際に体験した戦争の姿を写真と文章でつづっています。そこからは、日常私たちに届くマスコミの情報をくつがえすほどの現実が読みとれます。真の平和とは何か、そのためにどう行動するべきなのかを、自身で選びとれる確かな目を養ってください。
- ひめゆりの少女;十六歳の戦場
- 宮城喜久子 高文研 沖縄/916/M20
- 当時16才の宮城さんは、ひめゆり学徒隊として先生・級友とともに野戦病院として使われている壕に向かいました。忌まわしい戦争の中で多くの友だちが死んでいきました。二度と思い出したくないとあまり語ることをしなかった生存者が、1982年ひめゆり平和祈念資料館建設が決定したのを契機に、戦争体験を伝える活動を始めることになりました。著者も証言者として、来館した中高生に、平和の尊さ・命の重さを伝えていらっしゃいます。
- ヒロシマ 壁に残された伝言
- 井上恭介 集英社新書 文/いの
- 2年生の国語の教科書に取り上げられていますが、教科書部分だけでは伝わらないことも多いので、ぜひこの本を読んでみてください。偶然見つかった壁の伝言が、遺族のもとに辿り着くまでの軌跡を、筆者の視点でつづっています。1945年8月6日、「あの日」伝言を書いた人間、書かれた人間には何が起こっていたのか? 原爆投下が遠いものになりつつある中で、筆者の戸惑いや、改めてわいてきた実感に、私たちも共感できるはず。
- 平和は「退屈」ですか;元ひめゆり学徒と若者たちの五〇〇日
- 下嶋哲朗 岩波書店 沖縄/375.3/S
- 沖縄の学生たちが、元ひめゆり学徒の語り部の方達との交流を通して、どうやって沖縄戦を語り、継いでいくかを模索していきます。(表題は、2005年に起きた高等部入試の問題から付けられています。)どうですか?平和は「退屈」ですか?
- ぼくの見た戦争;2003年イラク
- 高橋邦典 ポプラ社 393/T
- 報道カメラマンの著者がイラク戦争のただ中に飛び込み、カメラを携え、考え続けます。兵士のヘルメットに貼られた家族の写真。門の間から「ここにはなにもない!」と叫ぶ老人。両脚をギブスで固められ、うつろな視線をベッドからなげかける少年。2003年…つい最近です。まずは写真と文章から目をそらさないことから始めてみませんか?
- 娘に語る祖国;『満州駅伝』従軍慰安婦編
- つかこうへい 光文社 914.6/T14
- 劇作家のつかこうへいが小学校6年生になる娘に語る祖国と、従軍慰安婦問題。私たちが住むこの日本という国が、20世紀前半の時代、周囲の国々で何をしてきたのかということを分かりやすく語り、考えさせてくれる本です。
- Henry Sugimoto;painting an American experience
- L.M.Small Heyday Books 723/S1
- アメリカ人画家、ヘンリー・スギモトさんは、日系人であるため第二次大戦中は収容所に隔離されていました。その間の経験を絵に描き残しました。テキストは英文ですが絵の強烈な印象がすべてを物語っています。