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07Apr
2016 生徒の活動

歴史研究同好会 活動報告

Topics歴史研究同好会 活動報告

3月12日(土)歴史研究同好会では「いざ鎌倉!2016春の鎌倉散策」と題して校外活動を行いました。
歴史研究同好会、通称歴研は、週1回昼休みに行う通常の活動に加え、夏・春の長期休暇中に合宿や散策といった校外活動を行っています。生徒達の意見の中で希望の多い土地を訪れ、その土地ならではの歴史・文化にふれる校外活動は、楽しみにしている生徒も多く、毎年欠かさず行われてきました。

今回は、元中等部社会科の山本節子先生に講師をお願いし、北鎌倉・鎌倉をめぐるコースを設定しました。卒業をひかえる3年生にとって最後の活動でもあり、3年生中心に12名の生徒が参加しました。
見学先は、円覚寺から始まり、東慶寺~旧鎌倉図書館~鎌倉八幡宮~頼朝の墓(法華堂跡)~鎌倉宮~宝戒寺~東勝寺跡~北条高時腹切りやぐら、という順で訪れました。有名な観光名所から、通常なかなか訪れる機会の少ない場所まで様々でしたが、要所で山本先生がその場所の由来や見どころ・歴史的背景などを説明してくださり、生徒達はそれぞれの場所をゆっくり見てまわることができました。また、そこかしこに咲いていた梅やミモザ、みつまたなど鎌倉ならではの季節の風景を見て、春の訪れを体感することもできました。
今回訪れた場所の中で、一つだけ現代の建物があります。鎌倉駅西口の、市役所敷地から御成小学校敷地へと移る場所に建つ、旧鎌倉図書館です。旧鎌倉図書館は、青山キャンパスの間島記念館で知られる校友間島弟彦氏亡き後、奥様の間島愛子さんが寄贈したものだといいます。鎌倉市役所の再開発に関連して解体案が浮上したものの、鎌倉市民から保存の声が上がり、存続が決定したのだそうです。鎌倉で思いがけず青山学院との接点に出会えたことは、今回の散策の意義のひとつだと感じています。

熱心に活動に取り組んでいた3年生が卒業することで、歴研は新年度新たな体制で活動をスタートします。新しいメンバーになっても、このような活動を通じて歴史の魅力にふれていきたいと思います。