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16Mar
2021 教科

卒業生によるオンライン特別授業 報告

Topics卒業生によるオンライン特別授業 報告

 3月9日(火)、中等部45期卒業生である伊神 満(いがみ みつる)さんの特別授業をオンライン形式で実施しました。
伊神さんは、現在アメリカのイェール大学で経済学部准教授としてご活躍されています。
今回は、3年生の選択授業数学B(10教科を数学で学ぶ)および社会E(ソーシャルイノベーション入門)を受講している生徒を中心に「現代社会のジレンマと経済学」というタイトルで、アメリカからお話をしていただきました。
 事前に生徒たちから挙がった質問を中心に、
①海外で研究する・学ぶということについて
②経済と経済学について
③中等部卒業の先輩として
という3つの方向性でお話いただきました。
伊神さんは、それぞれの問いに対して、わかりやすく、そしてテンポ良く答えてくださいました。
特に経済に関する部分では、生徒たちがボンヤリと感じている社会の中のジレンマのような状況を題材に、物事を捉える視点や道筋について教えてくださいました。

 短い時間でしたが、生徒たちにたくさんの気づきと経済への関心、そして学ぶということに対するワクワク感を与えていただきました。伊神さん、本当にありがとうございました!

<生徒の感想(一部抜粋)>
・最初は経済学って色々なことが絡み合っていてとても複雑で、中学生の僕にはとても難しい話なのかなと思っていました。
しかし、伊神さんは中学校の公民があまり得意でない僕でもわかるような説明で、経済に対して興味が湧きました。
とくに、無人島の例えを用いた説明は、とても楽しく理解ができました。
今回の講義で、経済について考えることの大切さ、またどのようなつながりや関係性があるのかを考える事、外見ではなく中身、つまり本質的なことに視野を向けることの重要性を学ぶことができました。
・今回、伊神さんのお話から、経済の関わり合いを見る時には「見える形にする」、「本当にそれが問題なのかを考える」など、別の視点から見つめ直したりするべきだということを新しく知った。
・私はまだ将来について具体的に思い描けていない。
しかし、伊神さんのように関心が向いたものを深く考えたり、知ったりするようにすれば、自分の好きな事や嫌いなことが分かって、おのずと道が開けるのではないかと感じた。
また、私は何かを継続することが苦手だが、繰り返しやって身に着けることも大切だと知ることができた。