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2017/06/12 3年 選択授業社会D〈ソーシャルイノベーション入門〉特別授業 報告

本講座は、イノベーションを「様々な要素(システム・技術・アイディア等)を活用し、新たな価値や変革をもたらすこと」と捉え、社会的な課題に受講者が自分なりの解決策を考えることを目的としています。24名の受講者が、飢餓・難民・紛争・テロなど、現代社会の抱える様々な課題の中から関心のある課題について調べ、話し合いを通じて多様な意見・立場を理解し、協働して解決策を考えるプロセスを通じて主体的に学びを深めることを目指しています。

5月24日、中等部38期卒業生の川久保昌崇さんに特別授業をしていただきました。川久保さんは本学から、高等部、大学、大学院を経て住宅メーカーに入社し、現在はその企業のシンクタンク部門で経営管理に携わっています。今回は「イノベーションを実現する思考」というテーマで講義を行っていただきました。
言葉ではなく「言葉の意味」を理解すること、同じ事柄に対する意味づけは人によって異なること、そしてイノベーションを共同体のために活かすには覚悟と自律が必要だということ。こうしたエッセンスをヘンリー・フォードやスティーブ・ジョブスなどさまざまな事例を挙げ、場面設定ワークに取り組みながらわかりやすく伝えていただきました。

生徒たちにとっては新しい視点や考え方への出会いの連続で、多くの刺激を受けることができました。エレベータに関する問題解決のワークでは、問題の根幹はどこかを捉えることの難しさと面白さを実感したようでした。普段の授業とは違う視点から、物ごとを考えるヒントを得られたと同時に、自分がどのようなものの見方をしているか、振り返るきっかけにもなりました。「物ごとの本質を捉えることの重要性や面白さに気付いた」、「日常の生活にあてはめられる考え方だと思った」「正解のない問いについて考えるのは面白かった」などといった感想を話していました。中学生には少し難しい内容もありましたが、自分なりに理解し落としこもうとする経験を通じて、課題に挑戦し続ける力をつけ、その面白さに気づくことができたらよいと思います。今後もこういった機会を設けながら、学びを深めていきたいと考えています。

川久保さんのご協力に心より感謝致します。ありがとうございました。